偏愛で過ごすある日の京都。テーマを持って訪れると、まだ知らなかった京都に出会えるかも。


「文字を見てまわる」偏愛旅

≪morning≫

07:00 【北大路】資(たすく)珈琲で目覚めのコーヒー

「その日の気分で合う豆をチョイスしてくれます。ラフだけど的確な案内が書かれているのが親切」

09:00 【西賀茂】賀茂川を散歩後ひめりんごで朝食

「扉の『おす』『ひく』のリンゴ形の文字を見て入店し、モーニングをいただく」

10:00 【上賀茂】上賀茂神社と神馬堂をぶらり

 上賀茂神社を参拝し、向かいで焼き餅を販売している「神馬堂」の文字を拝見。

「『神馬堂やきもち』の文字より軒上の『あおいもち』の文字が好きです」

11:30 【上賀茂】BOLTS HARDWARE STOREで買い物

 金物やインテリア商品を求める。

「プレートに刻印された文字が美しい。アイテムが多く飽きません」

≪afternoon≫

12:30 【紫竹】ランチは鶏泉で

「薄いチキンカツとツヤツヤのご飯のセット。安いのにソースと米がおいしくて、元気になります」

13:30 【西賀茂】正伝寺で静寂に包まれる

「本堂までの山に流れる水の音を聞き、枯山水の庭から比叡山を愛で、本堂に飾られている『色即是空』『方丈』『吉祥寺』の文字を眺める。坐禅してもいい」

2023.11.20(月)
文=大嶋律子(Giraff)

CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

永久保存版 偏愛の京都

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定価950円

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