2023年11月13日(月)18:27に、月は新月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蠍座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

秘めた情熱を美しい言葉で表現したい

 秋も深まり、朝晩はかすかに冬の気配も感じられます。木々を彩る紅葉も、やがては朽ちて土に返ります。

 生命の循環、死と再生のサイクルを感じる季節です。蠍座の新月は、あなたの中で静かに燃える情熱の炎を目覚めさせます。

 「物事を深く掘り下げ、理解したい」「大切な人と表面的ではなく、もっと深い部分で関わりたい」という欲求が芽生える日です。探究心や不屈の精神力も授かるので、目標に向かって素晴らしい集中力が発揮できます。

 また人の心を見抜く洞察力にも恵まれるでしょう。この日は、新月に対し同じ蠍座を運行中の火星が合(0度)、牡牛座に留まる自由と革命の星・天王星が衝(180度)となり、自由を求める気持ちが高まります。

 その衝動を緩和してくれるのが、魚座の海王星や山羊座の冥王星です。あなたの中に眠る“秘めた情熱”を、過激な方法ではなく美しい言葉で表現できたら最高です。

 新月は月と太陽が同一方向に並ぶのでその姿を見ることはできませんが、私たちに不思議な力を授けてくれます。

 新月の夜は心を静めて、この先のあなたの夢や目標を、自分の言葉で紙に書き記してみましょう。

〈『MOONBOOK 2023』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。
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