いまいちなところ:お値段もなかなかのハイエンド

 本製品の購入にあたってネックとなるのは、やはり価格でしょう。128GBモデルがなくなり、最小容量が256GBになったという事情はあるにせよ、もっとも安価なモデルでも20万円を切るのがやっと(189,800円)というのは、少々躊躇します。

 特に、同じ価格帯のライバルであり、ほぼ同時期に発売されたGoogleのスマートフォン「Pixel 8」シリーズが、積極的な下取りキャンペーンで購入のハードルを下げようとしているのに比べて、やや不利な印象は否めません。

いまいちなところ:Pro Maxにしかない機能が多い

 本製品は機能面ではたしかに最高峰とはいえ、6.7型という巨大なサイズは手に合わないという人は多いはず。こうした場合、弟分にあたる6.1型のiPhone 15 Proを選べば万事解決……と言いたいところですが、こちらは光学5倍ズームなど、iPhone 15 Pro Maxにはある機能の一部が省略されています。ハイエンドの機能を使うには6.7型一択というのは、大きすぎるスマホは苦手というユーザにはネックです。

いまいちなところ:スマホとしての新鮮味は薄い?

 今回見てきたように、iPhone 15 Pro MaxをはじめとしたiPhone 15シリーズは、iPhone初の機能をいくつも搭載しています。とはいえUSB Type-CはAndroidでは数年前から一般的ですし、光学5倍ズームも、他社でそれを上回る製品は存在します。

 つまり「iPhoneであること」が必須であるユーザにとっては魅力的な新製品である一方、あまりこだわりのないユーザにとっては新鮮味はそれほどではなく、ほかの選択肢があるのもまた事実なわけです。こうしたユーザ側のこだわりの有無によっても、評価が大きく変わってくる製品と言えそうです。

2023.11.08(水)
文=山口真弘