作ってそのまま出せるから、簡単で、盛りつけにも困らない! 鍋ごとサーブすればゴージャス感がパワーアップするとっておきのレシピを、高橋雅子さんがご紹介します!

 第6回は、“豚肩かたまり肉と野菜のロースト”。

» 第1回 小鍋を使って様々なバリエーションの“アヒージョ”に挑戦
» 第2回 味わい深くしみじみ美味しい“和風ポトフ”
» 第3回 土鍋炊きでふっくら“しらす枝豆ごはん”
» 第4回 浅鍋もしくはフライパンひとつで“鰺とじゃがいものガレット”
» 第5回 「好きなだけどうぞ」が嬉しい“野菜いっぱいカレー”

【1】豚肩かたまり肉と野菜のロースト

土鍋ごとオーブンに入れるだけでとろとろの極上豚ローストに

■材料

・豚肩ロース肉(かたまり):500g前後
・フルーツトマト:2個
・アスパラガス:8本
・にんにく:1片
・オリーブ油:大さじ1
・塩:小さじ1
・こしょう:適量

■作り方

(1) にんにくは縦半分に切り、切り口を豚肉の全面にこすりつける。塩、こしょうをすり込み、オリーブ油を全体にまぶし、土鍋に入れて蓋をする。
(2) 140℃に予熱したオーブンで1時間30分焼く(仕上がりの20分前くらいにトマトとアスパラを入れる)。

【2】シュウマイと野菜のせいろ蒸し

できたてをせいろごと出せばいつものシュウマイもよそいき顔に

■材料

<シュウマイ(小20個分)>
・豚ひき肉:200g
・玉ねぎ(みじん切り):中1/4個
・しょうが(みじん切り):1かけ
・片栗粉:小さじ2
・ごま油:小さじ2
・醬油:小さじ2
・シュウマイの皮:20枚

・フルーツトマト:2個
・かぼちゃ(薄切り):80g
・キャベツ(8等分にカットしたもの):1片
・ごま油、塩、こしょう:各適量

■作り方

(1) Aの材料をすべて練り合わせ、シュウマイの皮で包む。
(2) せいろにクッキングペーパーを敷いて野菜を置き、10分蒸す。野菜を半分に寄せ、空いたところに1のシュウマイを入れて8分蒸す。
(3) ごま油、塩、こしょうを混ぜて、つけダレに。

【3】洋風炊き込みごはん

ダイナミックで色彩も鮮やか! 鋳物ホーロー鍋が威力を発揮

■材料

・米:1.5合

<A>
・ズッキーニ(5㎜角に切る):1/3本
・赤パプリカ(5㎜角に切る):1/2個
・玉ねぎ(みじん切り):1/4個
・コーン(缶詰):大さじ2
・ツナ缶:1/2缶(40g)

<B>
・ローリエの葉:1枚
・ブイヨンスープ(水+ブイヨンキューブ1個):230ml
・白ワイン:大さじ1
・オリーブ油:大さじ1
・塩:小さじ1/2
・こしょう:適量

・イタリアンパセリ(ざく切り):適量

■作り方

(1) 米を鍋に入れ、Aを上にのせる。Bを加え、弱めの中火で加熱する。
(2) 沸騰してきたらごく弱火にし、9分加熱。火を止めて10分蒸らす。
(3) 全体を軽く混ぜ、イタリアンパセリを散らす。

教えてくれたのは……高橋雅子さん
パン作りに目覚め、ル・コルドン・ブルーで製パンを学ぶ。その後、日本ソムリエ協会ワインアドバイザーの資格も取得し99年よりパンとワインの教室『わいんのある12ケ月』をスタート。著書に『3つの鍋の使い分けレシピ帖』(平凡社)など。http://www.wine12.com

2014.01.26(日)
cooking:Masako Takahashi
photographs:Teruaki Nagamine
styling:Arisa Mitani
text:Mina Ihara(Primadonna)

CREA 2013年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

聡明な女は“週末料理”がうまい!

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