炊飯器ひとつでお弁当が作れたら、忙しい朝にこんなラクなことはありません。炊飯器に材料を投入してスイッチを押し、出かける準備。炊きあがって蒸らす際にもうひと作業すれば、おかずの品数も確保できます。今回はフードコーディネイターの中山暢子さんのレシピでご紹介。ぜひプロセス通りにチャレンジしてみてください。
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サケにごま、ちくわに青のりで香ばしさをアップ!
なごむお弁当の代表格、「のり弁」。蓋を開けたときに漂う磯の香りに、お腹も心も満たされます。今回は塩ザケを使い、炊飯器ひとつで「のり弁」作り。焼いて香ばしいサケもおいしいけれど、蒸したサケにごまをプラスして風味を添えれば物足りなさも補えます。
ちくわ、カボチャ、ピーンマンなどの副菜は、それぞれ味付けを変えると、箱の中にいろんな味わいが詰まって飽きることなく完食! しっとりとした海苔、醤油をまぶしたかつお節で、どこか懐かしい味わいです。
●材料(作りやすい分量・1~2人分)
・塩ザケ……1切れ
・下味(酒適量)
・白、黒ごま……適量
・米……2合
・海苔……適宜
・A(かつお節2g、醤油小さじ1)
・カボチャ(1センチ厚さ)……2切れ
・B(バター5g、塩少々)
・ピーマン……1個
・C(白ごま適宜、ごま油小さじ1/3、塩少々)
・ちくわ……1本
・青のり……少々
・漬物(柴漬けなど)……適量
●作り方
(1)塩ザケに下味の酒をまぶして10分ほどおき、アルミ箔で切り身の形に添って包む。
(2)米を洗い、炊飯器の内釜に入れて2合の目盛まで水を入れ、覆うようにクッキングシートを敷く。この上に(1)とカボチャをのせ、炊飯する(速炊きがおすすめ)。
(3)炊飯している間にAのかつお節と醬油を混ぜ合わせ、ピーマンを細切りに、ちくわを食べやすい大きさに切る。
(4)炊きあがったら、すき間に(3)のピーマンとちくわをのせて約10分蒸らす。
(5)カボチャを取り出しBとあえ、ピーマンはCとあえる。ちくわは青のりをまぶす。
(6)弁当箱にご飯をよそって冷まし、(3)のAをのせて海苔を敷き詰める。
(7)ごまをふった塩ザケと(5)のおかずをのせて、漬物を添える。
ピーマンとちくわは、ご飯が炊きあがって蒸らす約10分で加熱は充分。特にピーマンは最初から炊飯器に入れると色が悪くなってしまいます。カボチャとピーマンは炊飯器から取り出したらすぐに味付けをすると、いい塩梅に味がしみておいしいので、炊飯している間に調味料をスタンバイしておくのがおすすめ。ぜひ作ってみてください。
2023.10.11(水)
調理・スタイリング=中山暢子
文=CREA編集部
写真=志水 隆