9月29日(金)は中秋の名月、十五夜です。

 暑さが落ち着き、一年でもっとも美しいと言われる満月をひととき眺める。そんなゆっくりした時間を過ごしてはいかがでしょうか。

 この日は、お月様に見立てたお団子をお供えするのが習わしです。和菓子屋さんなどでお団子を買ってくるのもいいですが、手作りするのもそんなに難しくありません。

 あんこも市販のものを買ってくるのではなく、焼きいもやふかしいもと黒糖を使えば簡単で、ナチュラルな甘さを楽しめます。

 また、実は、今回紹介するお団子の生地は、もちもちの餃子の皮にも!

 「ちょっと時間がある」という夜には粉をこねる、という「按田餃子」店主で料理研究家の按田優子さんに、お団子と餃子のレシピを一気に教えていただきました。


◆お団子にも餃子にも使える生地づくり

■材料(50個分)

・強力粉:350グラム
・水:200ミリリットル

■つくり方

(1)ボウルに材料を入れ、箸1本でぐるぐる混ぜる。

(2)粉に水分が行き渡ってきたら手で混ぜる。まとまったら、器などでふたをして5分ほど寝かせる。

(3)再度こねて5分ほど寝かせ、計3回繰り返す。

 ツヤッとした生地になったら完成。

(4)打ち粉(分量外、強力粉)をし、幅3センチくらいの棒状にのばし、3センチ角になるように切る(1個 約10グラム)。

(5)手で丸め、直径6センチほどの円形にのばす。

 これで生地の完成です!

2023.09.26(火)
文=CREA編集部
撮影=福田喜一
スタイリング=中山暢子