![「栗のペースト」を使用した「栗粉もち」と「栗と和三盆糖のモンブラン」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/1280wm/img_dddfbc3191e96ed5ef801900ef8f2e5f135667.jpg)
栗好きにはたまらないシーズンが到来。有名店のスイーツもいいけれど、今年は自宅で栗スイーツづくりに挑戦してみませんか? 憧れのマロンシャンティやモンブラン、栗大福なども意外と簡単。
『栗しごとと栗のお菓子』(山と溪谷社)から、アレンジ自由自在の「栗のペースト」と、電子レンジを使って作る「栗粉もち」のレシピを紹介します。
冷凍保存できる栗のペースト
![モンブランや栗きんとんを作りたいときに便利。(上)粒を残した粗タイプ。(下)なめらかに裏ごしした細タイプ)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/c/1280wm/img_9c995a209afb02f11019e6acd7484f25589669.jpg)
■材料(作りやすい分量/粗タイプ・細タイプ共通)
・栗:500g
・グラニュー糖:ゆでて実を取り出した栗の重量の20~30%
・塩:ひとつまみ
※粗タイプ、細タイプを同時に作る場合は、材料を倍量にしてそれぞれ栗500gずつで作る。
■下準備
栗は時間があれば前日からたっぷりの水につける。
■作り方
(1)栗を洗い、鍋に栗とたっぷりの水を入れて中火にかけ、50~60分ゆでる。加熱中に湯が減ったら、適宜湯適量を足す。
![栗のサイズによって加熱時間が異なるため、ある程度時間が経過したら栗を1個取り出し、半分に切って火の通りを確認するとよい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/f/1280wm/img_2f0b518d7020e42b10d8b99a2a428752133626.jpg)
(2)水けをきって栗を縦半分に切る。
![バットにペーパータオルを敷き、栗を鍋から数個ずつ取り出してのせ、水けをきってから切るとよい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/1280wm/img_bf8a40668830af275c278a36a1859aee229112.jpg)
(3)熱いうちにスプーンで中身をすくって取り出す(渋皮がついてきたら取り除く)。
(4)ボウルに入れて重さを量り、栗の重量の20~30%量のグラニュー糖を用意する。
(5)(4)をマッシャーで細かい粒が残る程度につぶす。用意したグラニュー糖(まず最初に20%)と塩を加える。
(6)全体がなじむようにゴムべらで混ぜて味をみる。甘みが足りなければ、さらに最大10%までグラニュー糖を加えて混ぜ、好みの甘さに調節する。
(7)ボウルにラップをかけ、15~30分おいてなじませる。
![栗から水分が出てきてしっとりする。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/1280wm/img_61b201a82411b1be92b60b30e623e44d204599.jpg)
(8)鍋に移して弱火にかけ、ゴムべらで混ぜながら4~5分加熱する。栗の水分量が少なければ、水大さじ1~2を加えてから加熱すると混ぜやすくなる。
(9)しっとりなじんだら粗タイプの完成。細タイプを作る場合は、熱いうちに裏ごしする。
![空気を抜きながらピッチリとラップに包み、冷蔵室でひと晩おくと味が落ち着く。5日以内に使う場合は冷蔵で保存。長期保存する場合は、ジッパーつきの保存袋に入れて冷凍で保存する(使う前日に冷蔵室に移して解凍する)。(左)細タイプ。(右)粗タイプ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/7/1280wm/img_d78ad39007bd2fa8cf1a2d83cd3e2134227150.jpg)
2023.09.20(水)
文=CREA編集部
撮影=馬場わかな
スタイリング=西﨑弥沙