今、イタリアで人気なのが“アペリチェーナ”という新スタイル。“アペリチェーナ”の楽しみ方や、“アペリチェーナ”を楽しめるレストランをご紹介。
旧市街のビーチで地中海を眺めながら
◆Nauto(ナウト)

豪華客船や観光船が出入りする一大港湾都市パレルモ。緑の芝生にヤシがそよぐ海浜公園やヨットハーバーなどはあるが、海岸線は埋め立てられており、意外にも青い海には近づけないのだ。

だが、そんなパレルモの海辺に革命を起こしたのが「ナウト」を運営する「WOW PALERMO」。海浜公園脇のエリアを自分たちの手で整備し、ビーチを誕生させたのだ。

4人のパレルモ人によるプロジェクトで、この街の再価値化に挑み、現在は市内に刺激的な4店舗を展開する。

「ナウト」は、パレルモに“再発見”されたビーチと海上デッキ、ライブステージのあるソファエリア、ストリートフード屋台の4つからなる、オールオープンエアのラウンジ・バー。

地中海の長い夏の夕暮れを過ごすのに、またとないシチュエーションを演出してくれる。場所は、旧市街フェリーチェ門のほぼ向かい。観光しながら気軽に立ち寄れる、嬉しいリゾート空間だ(営業は6~9月のみ)。

Nauto(ナウト)
所在地 Piazzetta Capitaneria di Porto, Palermo
電話番号 なし
営業時間 9:00~翌2:00(火曜 13:00~翌2:00、アペリティーボは19:00~21:00)
定休日 夏季は無休
https://nautopalermo.it/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.08.07(月)
文=岩田デノーラ砂和子
撮影=志水 隆
編集=矢野詔次郎
コーディネイト=岩田デノーラ砂和子
CREA Traveller 2023 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。