この記事の連載
- 『ラブ トランジット』ダイキ&マイ インタビュー #1
- 『ラブ トランジット』ダイキ&マイ インタビュー #2
自分がうざくないか小さい画面のスマホで確認して…
───ご自身が参加されて、恋愛リアリティ番組に対する認識は変わりましたか?
マイ すごく変わりました。私がよく見ていた恋愛リアリティ番組って、本当に台本がないんだな、とあらためて思い知ったというか……。あの時のあの番組もみんな本気でぶつかっていたんだな~とか、番組ですごく嫌な人に見えていたあの方にも、そうしなければいけない事情があったんだろうな、と共感の気持ちがさらに高まりました。
ダイキ 僕も同じ感覚です。番組に参加する前は、恋愛リアリティ番組は、ある種の「ショー」なので、きっと作り込んでいるんだろうと思っていたんです。そもそも、カメラがある時点で完全なリアルなんて再現できるわけないじゃないですか。でも、逆で。カメラがあるのに「好きにせぇ」と言われるので、普段なら意識せずふるまったり発言したりすることも、すごくじっくり考えてやっていました。だから、恋愛リアリティ番組って、実はリアルよりリアルなんじゃないかなと認識が変わりました。
──おふたりはまだ、完成した番組をご覧になっていないのですよね。
マイ はい。見るのは楽しみですけど、ちょっと怖くもありますね。
ダイキ 怖いよー! 絶対最初、スマホで見るって決めてるもん。まずは自分がうざくないか小さいサイズで確認して、大丈夫そうだったら、少しずつモニターを大きくしていこうかと……。
マイ 画面が小さくても大きくても、うざいはうざいよ(笑)。でも、恋愛したい人も、恋愛しなくてもいい人も、「この人変で面白いから見てみよう」でも、絶対惹かれるものがある番組だと思います。
幸せな結婚生活を送っている方でも、「クソがー!」みたいな元恋人がいる人も、恋愛したい人も、恋愛とかどうでもいいよ、という方も、みなさんそれぞれの形で楽しんでいただけると思うので、ぜひ見てほしいです。
ダイキ そうですね。ぜひ、楽しんで見てください。
2023.06.25(日)
文=相澤洋美
撮影=釜谷洋史