肌の透明感を育てるためにはどうしたらいい? 肌のスペシャリスト・髙瀬聡子先生(ウォブクリニック中目黒 総院長)に聞きました。ライフスタイルに寄り添う美白ケアアイテムを取り入れたら、朝も昼間も夜も24時間、さまざまな形でのアプローチが可能に! 


“透明感”は一日にしてならず。まずは日々の健康な肌づくりから

 シミやくすみ、にごりが極力少なく透明感の高い肌を育み維持していくための、外せない条件がふたつある。

 ひとつは言わずもがなの必須条件として“紫外線を極力避ける”こと。そして、もうひとつ大前提が。

「透明感の高い明るい肌を維持したいなら、強力な美白剤や美容医療の前にまずは、日々のスキンケアで常に“健康な肌”を維持していくことがとても重要です。その上で美白成分を使わないと、せっかくの成分も力を発揮できません。特に春先は花粉症のダメージが出たり肌がゆらぎやすい時期なので、バリア機能が落ちている方は、透明感とは対極の炎症や赤みがすぐに出がち。毎日のスキンケアでしっかり保湿しバリア機能を高め、“健康な肌”を維持することが、結局は透明感の高い肌のための近道なのです」(髙瀬先生・以下同)

 また次々に美白目的の新成分が登場するが、自分の肌タイプを把握した上で美白成分を選ぶことも大切だそう。

「紫外線を浴びるとすぐ赤くなる方は、ハイドロキノンやアルブチン、コウジ酸など、できたシミにすぐ対処できる成分を。赤くならずにすぐ黒くなる方はメラニンがつくられやすいので、ビタミンC、トラネキサム酸などの、抗炎症作用が高くメラニン生成を阻害する成分で予防を。赤くなってから黒くなる人は予防と対処両方を意識しましょう。肌の傾向と優先すべきことに合わせ、成分を選ぶことも大切です」

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2023.06.03(土)
Text=Machiko Saito
Photographs=Nanae Suzuki

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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