和の伝統文化に触れ、“本当の浅草”を感じる体験型ホテル

◆浅草ビューホテル アネックス 六区

 浅草の地で38年に渡り愛され続けている「浅草ビューホテル」のアネックスとして、2023年3月18日(土)、「浅草ビューホテル アネックス 六区」が開業した。

 同ホテルが位置するのは、“浅草公園六区”と呼ばれ、今なお古き良き日本の伝統文化が色濃く残るエリア。昭和初期から映画館や寄席・劇場が立ち並び、東京随一の繁華街として隆盛を誇った場所だ。

 伝統・芸能文化の街に建つ、同ホテルならではのコンセプトは“文化発信・文化体験の拠点”。和の伝統文化に触れられる体験型ホテルとして、ハード、ソフトともにさまざまな趣向が凝らされている。

 客室は全199室。機能性を重視した「スタンダード」、畳敷きの「モデレート」、小上がりのリビングとビューバスを設けた「デラックス」、浅草・江⼾・歌舞伎の世界を表現した「コンセプト」の4タイプがある。

 中でも注目したいのは、最上階のコンセプトルーム。「浅草」「歌舞伎」「江戸」の3室限定で、それぞれの伝統文化の世界に身をおくような特別な空間に仕立てられているのだ。

 宿泊ゲストなら誰でも自由に利用することができる、ホテル最上階の宿泊者専用プレミアムラウンジ「FURUMAI -ふるまい-」にも注目したい。

 浅草の街並みや東京スカイツリー®️を臨むプレミアムラウンジには、「舟和本店」のあんこ玉、「常盤堂本店」の雷おこし、「満願堂本店」のどらやきなどの浅草銘菓などを並べ、焙煎したてのコーヒーなどのドリンクとともに無料サービス。浅草らしい乙粋なサービスが用意されている。

 旧歌舞伎座で使用していた檜板を移築した舞台を併設する、1階レストラン「ブロードウェイ六区」は、「檜舞台」を持つこと、そして朝食、このふたつが大きな目玉だ。

 その目玉のひとつの朝食は、メインプレート+ビュッフェスタイル。シェフが目の前の鉄板で食材を調理するライブ感が楽しめるのが特徴で、メインプレートは、浅草ビューホテル「穂乃華」のパンを使用した「浅草バーガープレート」と「おいものフレンチトースト」、「深川めしの和食膳」など7種類をラインアップ。

 アールデコ様式の外装や江⼾木造大建築のエントランス、舞台と坪庭を持つ1階レストランなどに古き良きデザインを引き継ぎ、館内の至るところに浅草の歴史を感じられるディスプレイや、日本文化を表現したアートを設えていて、ホテルラバーやマニアをうならせる見どころも多い「浅草ビューホテル アネックス 六区」。

 本館「浅草ビューホテル」のホスピタリティを受け継ぎながら、新たな魅力を発信するニュースタイルのホテルとして、早くも国内外から注目を集めている。

浅草ビューホテル アネックス 六区

所在地 東京都台東区浅草2- 9-10
電話番号 03-3847-1111(代)
https://www.viewhotels.co.jp/asakusa-annex/

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2023.04.04(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)