この記事の連載

 「仮面ライダージオウ」における美少年ぶりが注目されてから4年。川口春奈の弟役を演じたドラマ「silent」や井伊直政役を演じる大河ドラマ「どうする家康」など、話題作への出演が絶えない板垣李光人が、これまでのキャリアを振り返る。


●幼少のころから自然と役者の道へ

――2歳からモデルをされていた板垣さんですが、幼い頃の夢は?

 確かに、物心ついたときから、芸能の仕事をやっていましたし、それが楽しかったこともあり、将来やってみたい職業が具体的にあったわけではありませんでした。ただ、小さい頃から『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の世界観が好きだったこともあって、あの作品の舞台であるハロウィン・タウンに住みたいとは思っていましたね。

――その後、現在の事務所(スターダストプロモーション)に所属し、10歳頃から俳優業も始められます。

 小学校に上がったタイミングあたりから、アニメだけじゃなくて、ドラマや映画も見るようになったんです。特に、学校から帰ってきた時間帯に再放送していた「ROOKIES」や「ごくせん」が好きでした。最初は「面白いな」程度の感想だったんですが、作品の持つ熱量みたいなものに気付き始めて、「今は写真を撮られる仕事をしているけど、いつかはお芝居する仕事もやってみたい」と思うようになりました。だから、俳優の仕事をする流れも、ごく自然だったと思います。

2023.02.17(金)
文=くれい響
写真=榎本麻美
ヘアメイク=KATO(TRON)
スタイリスト=伊藤省吾(sitor)