トップエンド 幻想的な野生の王国へ
![世界遺産としても知られるカカドゥ国立公園を一望できる絶景スポット、ウビア。数万年前から先住民が暮らしてきた土地でもあり、憧れの絶景を目前にして、一期一会の時間を。Photo:Tourism NT/Peter Eve](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/9/1280wm/img_b97cdd90148d52d4364b6c211a9d9f23500262.jpg)
ノーザンテリトリーの北部・トップエンドは、緑の大地が広がる野生の楽園。この地では、ラグジュアリーにワイルドライフを楽しむことができます。
![カカドゥ国立公園のジムジム・フォールズ。「カカドゥ・エア・サービス」の遊覧飛行なら、落差約200mの滝を一望可能。Photo:Tourism NT/Jarrad Seng](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/8/1280wm/img_2865fbcdf5d7cebec499984cbcade0e7664080.jpg)
南北約1600㎞もの広さをもつノーザンテリトリー。南部レッドセンターの赤い大地に対し、北部のトップエンドには、鬱蒼とした熱帯の緑が広がり、その対照的な風景が、ノーザンテリトリーの雄大さと奥深さを物語ります。
![ダーウィン名物「ミンディルビーチ・サンセットマーケット」。Photo:Tourism NT/Helen Orr](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/1280wm/img_bfbc0a968498ee38cc3a6a1666c2d4af641706.jpg)
旅の拠点となるのは、州都ダーウィン。市街には、おしゃれなレストランやショップがあり、ミンディルビーチの散策やサンセットハーバークルーズなどが人気です。
![州都ダーウィンでは、ティモール海に沈む夕日を眺めるサンセットディナークルーズをぜひ。Photo:Tourism NT/Darwin Harbour Cruises](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/3/1280wm/img_235ef6073fb7b6427b33f2c641e08655363778.jpg)
そしてダーウィンは、トップエンド各地へ向かうツアーの発着地となっています。
![カカドゥ国立公園の「イエローウォーター・クルーズ」は、誰もが必体験の定番アクティビティ。Photo:Tourism NT](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/2/1280wm/img_72495d7fc69cd027fbb0ea1250320f86492824.jpg)
さて、トップエンドの醍醐味といえば、なんといってもカカドゥ国立公園。その面積は約2万㎢ (東京都約9個分!)、約200種の野鳥、約1600種の植物、約1万種もの昆虫が棲息し、独自の進化を遂げてきたオーストラリア固有種の楽園なのです。
![無数の野鳥たちに圧倒されるメアリーリバー大湿原。トップエンドの自然の豊かさに感嘆。Photo:Tourism NT](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/b/1280wm/img_bb6f4702b3225e08edd96eb0d101d466885276.jpg)
![トップエンドの大自然を贅沢に満喫できる「バムル・プレーンズ」など、高級リゾートも各地に点在。Photo:Tourism NT](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/2/1280wm/img_320995fadffebaa805ff3b407ba629241203601.jpg)
さらに4万年以上前から先住民が暮らしてきた原初の土地であり、紀元前の壁画も多数発見されていて、自然と文化を複合する世界遺産となっています。
![ウビアで発見された先住民たちによる紀元前の壁画。Photo:Tourism NT/Helen Orr](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/1280wm/img_15c2b7974ff528788396bfe9a890ab27886348.jpg)
悠久の時を超えて育まれてきた自然の “美” は、ヘリやセスナの遊覧飛行で堪能するのもおすすめです。
![先住民の間で受け継がれてきた薬草の知恵や食文化を学べるプログラムにもぜひ参加してみたい。Photo:Tourism NT/Parks Australia/Ben Tyler](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/1280wm/img_2bf8ae30d4d1e76860917ac96b5c9429806324.jpg)
また、優雅な海辺のリゾートライフを満喫できるのもトップエンドならでは。
![熱帯の海に浮かぶティウィ諸島で優雅に癒やしの休日を満喫できる「ティウィ・アイランド・リトリート」。Photo:Tourism NT/Elise Cook](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/1280wm/img_7368b874794658bf40f18e3dda864324599684.jpg)
なかでもティウィ諸島は、ラグジュアリーなリトリートに滞在しながら、本土とはまったく異なる生態系、独自の先住民文化などに触れられる美しき秘境。いつかは訪れてみたい憧れの島です。
![ダーウィンを出発して、トップエンドとレッドセンターを駆け抜ける豪華寝台列車「ザ・ガン号」。Photo:Tourism NT/Steve Strike](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/b/1280wm/img_eb5a6a02781d33d513581bdade6b724b672260.jpg)
![アデレードまで約3,000kmの優雅な旅は、一生の思い出になります。Photo:Tourism NT/Daniel Tran](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/6/1280wm/img_96c2c409470575eccab84146ed2f8def366440.jpg)
ひとつの州でありながら、これほどまでに多彩な魅力に出会えるのは、ノーザンテリトリーだからこそ。
訪れるたびに未体験の楽園時間が待っているのです。
◆トップエンドにもおいしいものがいっぱい!
![アウトバックの評判店「THE DALY WATERS PUB」。Photo:Tourism NT/Kate Flowers](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/7/1280wm/img_57b95d9c8f2b2f13cffc111227bc52c91119927.jpg)
![〈左〉中華レストラン「NOODLE HOUSE」など、ダーウィンには多彩な美味が。Photo:Tourism NT
〈右〉景色も料理も素敵な「DARWIN RIVER TAVERN」。Photo:Tourism NT/Christopher Nayna](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/1280wm/img_04b666b9f0d4d1e033189af24d6f22c6264029.jpg)
〈右〉景色も料理も素敵な「DARWIN RIVER TAVERN」。Photo:Tourism NT/Christopher Nayna
![〈左〉タパスのおいしさが評判の「MOORISH CAFE」。Photo:Tourism NT
〈右〉洗練されたシーフード料理で数々のアワードに輝く話題店「SNAPPER ROCKS」。Photo:Tourism NT](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/7/1280wm/img_17b962c83af0002384bff1771cb81966176454.jpg)
〈右〉洗練されたシーフード料理で数々のアワードに輝く話題店「SNAPPER ROCKS」。Photo:Tourism NT
2023.01.20(金)
文=矢野詔次郎
協力=ノーザンテリトリー政府観光局
CREA Traveller 2023 vol.1
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。