ヨーロッパでも人気の食材、シーアスパラガス

珍しい食材シーアスパラガス

 外国のファーマーズマーケットの醍醐味というと、やはり日本ではなかなかお目にかかることのない食材を見つけること。KCCファーマーズ・マーケットでは、名前もわからないような珍しいフルーツや野菜などを試食させてくれるところもあります。

「オラカイ・ハワイ」で販売しているシーアスパラガスは、ヨーロッパやアメリカ本土で人気の高い食材で、ハワイでもレストランだけでなく、自宅で料理に使える栄養価の高い食材として人気上昇中です。シーアスパラガスをそのまま日本に持ち帰ることもできますし、瓶詰めのペーストなどで買い求めることもできますので、珍しいお土産を探しているならシーアスパラガスはおすすめです。

シーアスパラガスを使ったお弁当

 日本語で厚岸草(アッケシソウ)という、このシーアスパラガスは、ウェンハオ・サン博士が2006年に創立したマリン・アグリフューチャー社の一部、オラカイ・ハワイが商品化したものです。オラカイとは、ハワイ語で「海からの健康的な恵み」の意味を持ちますが、その意味の通り、このシーアスパラガスの栄養価は驚くものがあります。アミノ酸、ミネラル、食物繊維豊富なシーアスパラガスはビタミンA・B2・B6・B9・Cなどという海水植物のなかでも優等生なのです。ビタミンB9はアンチエイジングの効果が高いとされ、「ベスト・エンターエイジングフード」と言われているのだそうです。

 サン博士は特殊な海上での生態系を使い、ノースショアーのカフク地区に15エーカーのユニークな畑をつくり、シーアスパラガスやオゴを育てています。これは、現在ハワイで不足しつつある淡水と土地を使わず、海の上で美味しい野菜を作ることが出来る方法です。ヘルシーであると同時に、環境にも優しいことが博士の畑の画期的なところなのです。

ウェンハオ・サン博士
シーアスパラガスの収穫風景

<次のページ> シーアスパラガスの美味しい食べ方

2013.12.02(月)