ウィズコロナ生活を頑張ってきたこの数年、皆ずっと、誰にも言えない漠然とした不安や心配、どこにぶつけたらよいかわからないイライラを抱えながらも、頑張って通常の生活を送ってきました。
せめて1年のスタートくらい、心穏やかに落ち着いた気分で過ごしたい。そんなひと息つく時間のために活用したいのが、最近増加中のCBDという成分を使っているコスメや食品です。
心身のリラックスに役立つCBDとは?
CBDとは、大麻草に含まれる“カンナビジオール”という天然成分の略称。コレは、抗酸化力の高いポリフェノールなどの栄養素の1種です。
「大麻!?」と一瞬驚きますが、近年増加中の化粧品や食品に使用されているCBDは、陶酔作用をもたらす成分THC(テトラヒドロカンナビノール)を含まない大麻草の品種から抽出されたもの。
また日本への輸入条件として「THCが含まれない、もしくは検出されないCBDであること」となっていて、さらに現行法では、種と茎から抽出されたCBDのみが使用可能となっています。
もちろん製品を作っているブランド自身も、麻そのものの生育環境からCBDの抽出方法、日本の規定にのっとった品質の物のみを選定し輸入するなど、様々な方向で安全性を追求しています。
体内のバランスを調整して心身のリラックスに役立つという働きが期待される成分で、まずオイル状で摂取するタイプが注目されていましたが、最近ではボディケア製品やスキンケア、食品などにも利用されています。
「興味はあるけど、どれから使っていいかわからない」「舌下摂取するタイプでなく、別のものから試してみたい」という人に、最新でオススメのCBDアイテムをご紹介します。
〈“塗る”“洗う”“浸かる”篇〉
体温でとろけるバターテクスチャーでしっとり
シアバター、ココアバター、ココナッツオイル、ヘンプシードオイルといった、食べても大丈夫な素材をメインに作られているボディクリーム。
100%オーガニックな環境で栽培されたヘンプの茎と種子のみから、有益な成分を保持する特殊な抽出法で抽出したCBDを使用。保湿目的だけでなく、マッサージ用としても使用でき、多くのエステサロン、マッサージサロンでも使われている。
CBDオイル界のパイオニア的存在として知られる、ヘンリー・ヴィンセンティ氏創業のブランドで、安心度もより高い。
【使ってみました】
ココアバターが配合されているからか、甘いチョコ系の香りにまずうっとり♡ テクスチャーが硬いかなと思ったけれど、体温で溶けるので指でラクに取れます。いわゆるバームのような油分感は強くなく、塗ってなじませればそんなにベタつかない不思議なテクスチャー。なのに肌はしっとり。肩こり部分に塗って寝たら、翌朝少し軽くなってました。
ファーストCBDにも携帯にもぴったり
CBDに加え、ユーカリ、レモングラス、オレンジ、ベルガモット、ラベンダー、ゼラニウム、イランイランの7種の精油をブレンドしたアロマオイル。CBDと精油の両方で気分や気持ちをほぐしてくれる。
ロールオンタイプでボトルは手のひらサイズなので、外出先への携帯も便利。1本あたりのCBDの配合量は80mgと、CBDものの中では低濃度なので、“CBD初心者”にも使いやすい。
【使ってみました】
ロールオンタイプだから手首やこめかみ、首筋に塗りやすく、“スッキリ”だけでなく落ち着くアロマのブレンドの香りが秀逸。ちょっと気持ちが焦ったりイラッとした時、手首に塗ってくんくん嗅いで深呼吸すると落ち着きます。CBDが配合されているものは高価なものが多い中、気軽に購入できる価格も魅力。まさにCBDビギナー向けだと思います。
フォーシーズHD
電話番号 092-720-5460
https://aromabloom-online.com/products/95070?_pos=1&_sid=37d627a7c&_ss=r
リップケアしながらリフレッシュ、男女問わずオススメ
月見草オイル、ハーブの一種のボリジのオイルなどのブレンドオイルに、CBDをプラスしたリップセラム。さらにシアバター、シロキクラゲなどの保水効果の高い植物原料も配合し、リップの乾きをケア。
キツすぎないフレッシュミントの香りも爽やかで、食後や集中の切れてくる午後に、簡単に気分転換するためにもオススメ。ノックして液を出すペン型で、携帯にも便利。
【使ってみました】
想像よりずっと軽くてサラッとした液なので、ずっとベタベタするような不快感がないのでリップメイクの下地としても使いやすい。唇全体のやわらかい感触がキープされ、ほどよいミントの香りで気分もスッキリします。色付きでメイクアップ用バージョンもあるので、CBDを手軽に取り入れたい人にかなりオススメ。
ビーバイ・イー
フリーダイヤル 0120-666-877
https://sincere-garden.jp/SHOP/4560278226756.html
2023.01.02(月)
文=斎藤真知子
写真=釜谷洋史