この記事の連載
- 東京ケイ子が占う ryuchell #1
- 東京ケイ子が占う ryuchell #2
ピカソや明石家さんまと同じ星
ケイ子 年下の人との縁がすごく強いのも宿命のひとつです。この人たちを守ろう、この人たちのために立派な人であろうと思う、それが王様の気質です。
人間を60種類に分けた時、ryuchellさんはものすごく面白いチームにいて、ピカソ、タモリ、明石家さんま、桑田佳祐、王貞治と同じ。「夢やロマンを持ちながら才能を開花させていく」という強運のチームです。
ただし、人と違った価値観と感性が伸びるかどうか、才能が発掘されるかどうかで人生が大きく変わります。このチームの人は、トップを走って突き抜けるか、または人生くすぶってしまうかの両極端になってしまいがちです。
中でもryuchellさんがずば抜けているのは、通称「王様の星」が2つあるところ。“大きなエネルギーで人生を開拓していく”宿命を持っているところです。王様の星は1つだけでも強いのに、2つ持っているがゆえに、強運すぎて波乱万丈な人生になってしまう。今世は、平穏な人生を送るというよりも、いかにこの荒波を楽しむかというのがテーマですね。
ryuchell はい、順風満帆な人生は来世に期待ですね。それはなんとなく思ってました。
ケイ子 そして王様といっても、協調性で下をまとめていくタイプではなく、王様としてみんなを守りながらも、自分一人で突っ走っていくタイプ。だから、まわりにはついていける人だけが残ります。
ryuchell ああ、ついてきてくれる人を大事にするというのは確かにあるかもしれません。というか、すでにそうなっているかもです。
ケイ子 そして、組織のことを考えると、2番手のポジションにいる人がすごく重要です。いいことも悪いことも理解して、何かあったら、ryuchellさんのために頭を下げてくれるような人。会社のために冷静に判断してくれる人がいると強い組織になります。
ryuchell 当たってます。やっぱりあの人がそうなんだって、今思いました! そういう役割の人たちがいてくれて助かっています。意識せずに選んだ人が、まさにそういうタイプだったんですね。正直な話をすると、事務所を辞めて新しく立ち上げた時、この人たちが一緒なら何があっても大丈夫だという安心感がありました。
事務所以外でも、YouTubeチャンネルの「RYUCHELL WORLD」を担当してくれる人がプラスアルファで支えてくれて、仕事の幅がすごく広がっています。仕事での人間関係は、今のところとても平和だと思っています。
ケイ子 王様の星に加えて持っているのが、通称「人脈の星」。“チャーミングで人たらし”という宿命もあります。これは、人がちやほやしてくれる星ですが、2つあります。
ryuchell 王様の星と人脈の星が2つずつもあるんですか。
ケイ子 そう、全部で8つしか星がない中で、王様2つに人脈2つ。これはとても珍しいです。さっきのチームの中でいうとピカソがいちばん近いんですが、まさに波乱万丈な人生を送りながら独自のスタイルを確立した、天才ですよね。お笑い界だと、さんまさんが近いです。
ryuchell 僕、いちばん最初のテレビ番組の収録でさんまさんと一緒だったんですよ。そのとき、僕のことをものすごく面白くしていただいたんです。
ケイ子 さんまさんは人脈の星2つに王様の星を1つ持っているので、他人を巻き込んで、大きく自分の人生を展開していくタイプの王様。その特徴が共通しています。ただ、本人はそんなつもりはなくて、ただ自分の感性と感覚で突っ走っていたら他人が巻き込まれてしまったという感じですね。
そしてさらにもうひとつの宿命として“人生は受け身で強運”というのがあります。
ryuchell 受け身で強運、ですか。
ケイ子 はい。他人から「こうしてみたらどう」とか「これやってみない」とすすめられたことで強運を発揮するという宿命です。自ら動いて行動するより、受け身でいることで意外な才能が開花したりするんです。
ryuchell 今までの人生で、受け身を意識したことはなかったですね。今までは人に何をすすめられても、自分がドキドキ、ウキウキ、ワクワクしないことはしてこなかったので。でも、これからはちょっと意識してみようかな。
ケイ子 さらに、刺激を欲するという宿命を持っていて、それは恋人に求めているものでしょう。いろんな刺激を与えてくれる人が、りゅうちぇるさんが好みのタイプだと思います。
ryuchell ああ、たしかに大抵のことは自分ひとりでできるんですが、僕には生み出すことができない刺激を恋人に求めるっていうのはわかります。
2022.12.17(土)
文=嵯峨崎文香
写真=深野未季
イラスト=中村桃子