産婦人科医&助産師がプレママの悩みに答えます!

 はじめての妊婦ライフは体の変化に戸惑ったり、今まで普通にしてきたことも「これって大丈夫なの?」と不安になりがち。そこで、妊娠中の女性が気になる体のことを、日本赤十字医療センターの笠井医師と赤山助産師に詳しく教えていただきました。

<今回の相談>
Q.1 安産のためにできることはある?
Q.2 お産の始まりについて教えて!
Q.3 陣痛から出産までどのくらい時間がかかるもの?

まだある! 産婦人科医&助産師への相談
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Q.1 安産のためにできることはある?

A.1 安産の心得は「ぱくぱく・ごろごろ・びくびく」しないこと

 みなさんの考える安産とは、どのようなものですか? 「痛くなく、早く、安心できるお産」でしょうか?

 安産のために心がけてほしいことは「ぱくぱく・ごろごろ・びくびく」をしないことです。どういうことかというと、好きなものを「ぱくぱく」食べて太り、体を動かさず「ごろごろ」横になってばかり、出産への不安で「びくびく」緊張していては、安産から果てしなく遠ざかってしまいます。言い換えれば、栄養バランスのよい食事をとり、ウオーキングなどで適度に体を動かし、リラックスした気持ちでお産にのぞむことができれば、おのずと安産に近づきます。

 特に、「びくびく」はお産にいちばん影響を与えます。どんなに食事や運動に気をつけても、お産のときに緊張したりパニックを起こしては、子宮口はなかなか開いていかず体力だけを消耗してしまうからです。日頃から、お腹の赤ちゃんに「一緒にがんばろうね」と話しかけ、前向きな気持ちで出産にのぞめるように心構えをしておきましょう。そして、少しでも不安なことがあれば紙に書き出して、検診のときに医師や助産師にどんどん聞いて不安をとりのぞくようにしましょう。

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2013.11.19(火)
text:Kayuki Senoo
photograph:SvetlanaFedoseyeva/shutterstock.com