最終話、あみ子は35歳になっている。そして、ある大きな決断をする。

「世間のイメージとして『もう新しいことはないだろう』っていう年齢のときに、新しいことを自分が勝手に起こす、というふうにはしたくて。女性は特に年齢の足かせを感じることが多く、周りが自分をどう見るかをそのまま内面化してしまいやすい。それをはねのけるのはすごく難しいことなんですけど……でも、やる。あみ子が社会に対して唯一できる反抗、という意味もありました」

 彼女の奮闘の先に何があるのか。ぜひ見届けてほしい。

ふゆのうめこ/2019年、『マッチングアプリで会った人だろ!』で「清野とおるエッセイ漫画大賞」期待賞を受賞。2020年、『普通の人でいいのに!』がモーニング月例賞奨励賞を受賞。WEB上で公開され、大きな話題を呼んだ。

「彼氏が5年いませんなんて人前では絶対言わない」マッチングアプリを始めて1年…まじめな契約社員30歳の“生き地獄” へ続く

2022.07.24(日)
文=「週刊文春」編集部