いよいよ夏本番、抜けるような青空と緑が眩しい季節の到来です。四季があり、自然の移ろいを感じられる日本には、この季節、この土地でしか見ることのできない絶景が数多く存在しています。
そんな47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい夏の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は、四国エリアの夏の風景をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆愛媛県
北条鹿島と渡船
鹿島は北条港から約300メートルの海上に浮かぶ離島。島全体が豊かな自然に覆われており、四季折々の美しい景色に彩られる。
鹿島沖合にある玉理・寒戸島という夫婦岩は、三重県二見にある夫婦岩に似ていることから「伊予の二見」と呼ばれ、夕日の絶景スポットとして知られている。
「鹿島は周囲約1.5キロメートル、標高約114メートルの小島です。鹿のオブジェが特徴的な渡船に乗って鹿島に到着すると、本物の鹿が出迎えてくれます。
海水浴場やキャンプ場、河野水軍ゆかりの鹿島神社などがあり、山頂にある展望台からは燧灘(ひうちなだ)を一望できます。
鹿島を一周する遊覧船『愛の航路』もあり、海上から眺める景色も格別です」(愛媛県公式観光サイト「いよ観ネット」スタッフ)
北条鹿島と渡船(ほうじょうかしまととせん)
所在地 愛媛県松山市北条辻鹿島
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/kanko/kankoguide/shitestukoen/kashima/kashima.html
◆香川県
中山千枚田
標高150~250メートルの傾斜地に、大小さまざまな棚田が波形模様に広がる中山千枚田。南北朝から江戸時代にかけて作られたとされる長い歴史を持つ棚田で、夏には若稲の緑色に染まる圧巻の景色が眺められる。
「小豆島の中山地区には、『日本の棚田百選』に選ばれている棚田があります。夏になると約800枚の青々とした棚田が青空に映える絶景スポットです。
付近には、棚田を眺めながら地元の食材を食べることができる飲食店もあり、島の観光をのんびり楽しみたい方にピッタリです」(香川県観光協会公式サイト「うどん県旅ネット」)
中山千枚田(なかやませんまいだ)
所在地 香川県小豆郡小豆島町中山
https://shodoshima.or.jp/sightseeing/detail.php?id=266&c=1
◆高知県
アイスクリン
高知県を代表する夏のスイーツ・アイスクリン。見た目はアイスクリームに似ているけれど、乳脂肪分3%以下とアイスクリームよりヘルシーな氷菓子。
素朴で懐かしい味わいで大人から子供まで人気があり、夏になると県内各所でパラソルを広げたアイスクリンの屋台が多く見られるようになる。
「アイスクリンは昔から県民に愛されているソウルフード。シャリシャリとした食感とあっさりした後味が、暑い高知の夏にぴったりです!
夏にはお祭り会場や観光地などにアイスクリンの屋台が出ますが、県内のスーパーやコンビニでもカップに入ったアイスクリンが通年で販売されています」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)
アイスクリン(アイスクリン)
所在地 県内各所(観光スポット、道の駅、国道沿いなど)
https://kochi-marugoto.com/goods/cg6/249/
◆徳島県
穴吹川
穴吹川は四国一の水質を誇る清流。「四国のみずべ八十八カ所」「とくしま水紀行50選」に選ばれており、エメラルドグリーンに輝く澄み切った穏やかな水流は、見ているだけで癒やされる情景だ。
「“日本一の清流”といわれる穴吹川は、西日本第2の高峰・剣山を源流に、美馬市木屋平から穴吹町を流れて吉野川へと注ぐ一級河川。
夏になると徳島県内有数の川レジャースポットとして、県内外からの観光客でにぎわいます」(徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」)
穴吹川(あなぶきがわ)
所在地 徳島県美馬市穴吹町
https://www.city.mima.lg.jp/kanko/map/list/3984.html
今こそ行きたい!
「日本にしかない風景」再発見
2022.07.12(火)
文=CREA編集部
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