2019年11月にオープンした日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート リゾナーレ那須」。前編では、農と食、人と自然の繋がりを感じる「ベジロス女子の救菜(きゅうさい)ステイ」を中心に、ユニークなアクティビティをレポート。後編では、憧れのダイニング「OTTO SETTE NASU(オットセッテ ナス)」や、おすすめの立ち寄りスポットをご紹介します。


「ベジルーム」に滞在してドリンクや朝食も野菜尽くし

 1泊2日で野菜不足を解消できる、ユニークなプラン「ベジロス女子の救菜ステイ」。「ベジルーム」と名付けられた客室には野菜専用のセラーがあり、いつでも野菜をチャージできるほか、客室に届く朝食や、石窯焼きピッツァの昼食も野菜たっぷり。

 滞在中に摂取する野菜は、20種類以上・1.5キログラム以上になるというから驚きです。

 敷地内の農園に入り、農作業を体験するファーマーズレッスンも楽しく、滞在を通してベジロス女子(もちろん男子もOK)を救“菜”。

 人と自然をつなぐ農と食に親しむステイは、これからのライフスタイルを考えるきっかけにもなりそうです(期間:2022年9月1~30日、1泊2日1名 54,650円~、利用対象は12歳以上)。

 同プランの朝食は、客室に届けられる「モーニングボックス~ベジボウル~」。ボックスの中には、ワッフル用の生地(プレーン&野菜を練り込んだもの)と、10種類以上・400グラム以上の野菜が入っています。

 用意されたワッフルメーカーで生地をボウル型に焼き上げ、好みの生野菜や、チーズ、ハム、フルーツなどを盛り込めば、オリジナルの“ベジボウル”が完成。不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維をおいしく摂って、体をゆっくりと目覚めさせましょう。

 ちなみに、通常(同プラン以外)の朝食は、ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」で。野菜の食感や香りをダイレクトに楽しむ多彩なサラダをはじめ、バラエティ豊かな和洋のメニューが並びます。事前にお願いしておけば、テイクアウト用のボックスに料理を詰めてもらい、客室や屋外で食べることも可能。

 夕食はイタリアの冷菜や温菜が並ぶビュッフェに加え、ローストビーフやポルケッタなどの日替わりメインディッシュを各テーブルに届けるサービスも(朝食1名 2,800円、夕食1名 6,200円。ともに要予約)。

2022.07.29(金)
文=伊藤由起
写真=橋本篤