関東も梅雨入りし、日に日に気温が高くなっている今日この頃。身体も頭も汗をかいて、シャワーを浴びたくなるような日が、増えてきました。

 皆さんは、シャンプーの適正量を知っていますか? 泡立ちが悪くてもう1プッシュすることもあれば、使い過ぎて泡だらけになってしまったり。シャンプーを足しても足しても泡立たない、なんてこともありますよね。

 今回は、その場合の対処法を伝授します。

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 では、シャンプーはどうしたら泡立つのか?

なぜシャンプーが泡立たない?

 シャンプーが泡立たない原因は、3つあります。

(1)水分が少ないこと

 シャンプーは「水」を含むことで泡立ちます。そのため髪の毛に水分が少ないと、泡立ちにくくなります。

(2)汚れが多いこと

 例えば数日ぶりのシャンプーだと、頭皮には皮脂が蓄積されています。すると、汚れに対して洗剤の量が足りず、泡立ちにくくなります。

(3)スタイリング剤が付いていること

 ヘアワックスやヘアオイル、ヘアスプレーなどのスタイリング剤は「油分」で作られています。その油分が多く付いていることで、泡立ちは悪くなります。イベントなどでしっかりめのヘアセットをした日は、いつも通りにシャンプーしても、泡立たないかもしれません。

 これらに対応できれば、シャンプーはよく泡立つようになります。

 

シャンプーが汚れを落とす仕組み

 髪の毛を洗う場合、「泡」はとても重要です。

 シャンプーの泡は、髪の毛同士が擦れ合わないようにする“クッション”の作用も担っています。髪の毛の摩擦を防ぐことで、ダメージを最小限に抑えることができるのです。

 シャンプーは「洗剤」の一種です。「洗剤」は、「油分(汚れ)」と「水」との間に境界線(界面)を作って、浮き立たせることで汚れを落としています。

 洗剤は、「界面活性剤」という性能を持っています。「界面活性剤」は、水に馴染む「親水基」と油に馴染む「親油基」からなります。

2022.06.26(日)
文=操作イトウ