自然に還ることは、人間のDNAに刻まれた湧き出る欲求。だから、心が求めるままに、森の息吹、大地のエネルギーを感じる湯へ向かおう。
2022年4月に誕生したばかりの「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」は自然の恵みを享受するためにできた温泉が主役のスパリゾート。心も体も自然に溶け込んでいくかのよう。
自然からのギフトを味わう野遊びの新拠点
●Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS[新潟/雪峰温泉]
![開放感溢れる露天風呂。山と向かい合う壮大な湯浴みを満喫。©KENGO KUMA & ASSOCIATES](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/5/1280wm/img_354f5d00802f3acea7e3672ab1441910120029.jpg)
2022年4月に誕生したスノーピークの複合型リゾートへ。新潟県・粟ヶ岳を望むロケーションを生かし、山並みをイメージした建物の設計は、隈研吾氏によるもの。3タイプある客室のうち、コンパクトなモバイルハウス「住箱」で過ごしてみると、ベッドからの景色は鮮やかな緑が迫りくるようで、森の中で過ごしているよう。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/e/1280wm/img_5e07724614827850c852b16dac1c648e184213.jpg)
![隈研吾氏と共同開発したトレーラーハウス「住箱」。室内には景色を借景のように切り取る窓が配され、自然を身近に感じられる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/1280wm/img_74edaff3ed839e6a65520b52910cbde581164.jpg)
より強く自然との一体感を味わえるのがスパ。広いテラス付きの露天風呂は、山からの風、鳥のさえずりなど自然からのギフトを全身で浴びることができる。一面ガラス張りの開放感あるサウナは360度型のストーブで、焚き火を囲むようなアウトドア気分に。
![一面ガラス張りの北欧式ドライサウナ。栗ヶ岳を望む外気浴スペースや水風呂もある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/1/1280wm/img_d1886c9bac1007bad6025913c7b5bde8127590.jpg)
「自然を食べる料理」をテーマにしたレストランでは、粟ヶ岳の雪解け水で育った野菜や米、新潟や佐渡など近海の魚を使った滋味深い料理をしみじみ味わう。食後は屋外でひとり焚き火に当たり静かな時間を過ごすのもいい。翌朝は、小高い丘陵地にある広大なフィールドを歩き、爽快な一日の始まりを。
![ミシュラン3ツ星の料理人が協力した「Restaurant 雪峰」。地元の食材を使った季節のコース料理を提供。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/1280wm/img_9174f0c184220a9569d361874ac31432122002.jpg)
Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS
(スノーピーク フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)
所在地 新潟県三条市中野原456-1
電話番号 0256-46-5650
ひとり料金 1泊2食付き 42,900円~
ひとり対応 通年
アクセス JR燕三条駅よりタクシーで約40分
https://www.snowpeak.co.jp/fieldsuitespa/hq/
※宿泊料金、料理などは、季節により変更になる場合があります。
※データは2022年5月24日現在のものです。
※宿データの「ひとり料金」は、特に表記がない場合には、1室1名利用時の1泊2食付き(税・サービス料込み価格、入湯税は別)の最低料金を記載しています。入湯税は含まれている場合もあります。詳しくは宿にお問い合わせください。
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
ゆったりと深呼吸できる温泉へ
地球を感じ、自然と一体化できる宿
2022.06.13(月)
Text=Chiaki Tanabe(Choki!)
CREA 2022年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
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