明日海りおインタビュー【後篇】「特別な舞台に見合う役者でいたい」天真爛漫なヒロイン役に挑戦

山下シオン

明日海りおインタビュー #2

CULTURE

2022.6.5

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明日海りおインタビュー #1
明日海りおインタビュー #2

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自分をケアすることで自信を保つ

　素の表情からは透明感と爽やかな雰囲気が漂う明日海りおさんは、どんなライフスタイルを送っているのだろうか。

「休日はメンテナンスに時間をかけます。髪をカラーリングするとか、トリートメントをするとか、肌をピーリングするとか、ネイルケアに行くとか、季節ごとにインナーを買い換えるとか、そういうことにちゃんと時間をかけることを大切にしています。

　人には見えないところを自分自身でケアしないと、自分の気持ちに自信なんてもてないんです。何か隠しているものがあると自分自身もすっきりしません。自分をケアすることで、心も快適に過ごせるので、休みの日は結構奔走しています(笑)」

――6月7日発売のCREAは“ひとり温泉”特集ですが、明日海さんは“ひとり温泉”の経験はありますか？

「温泉は大好きですが、まだ一人では行ったことがないかもしれません。湯そのものというよりは、美味しいごはんとのセットがいいですよね。温泉に行くとなれば素敵なお宿と景色、そしてお食事をして、お風呂に入る、そして休んでまたお風呂に入る……そういうリゾート感が好きです。

　今まで行った温泉で忘れられないのは、和歌山の温泉です。宝塚歌劇団時代のことなのですが、宝塚から車で3時間くらいかけて行きました。海が見えないところで、泊まった宿は一晩に2組しか予約できないというところでした。女性のオーナーが一人でお食事を準備してくださったんですが、それが本当に美味しかったんです。泊まり客が2組だけですから落ち着いた雰囲気で、交流もできました。静かな山に囲まれた素敵な温泉でした。もし、秘湯のような“ザ・旅館”みたいな風情があるところなら、“ひとり温泉”も行ってみたいですね」

ミュージカルを観てハッピーに！

――最後に『ガイズ＆ドールズ』の見どころをお願いします。

「ネタバレになってしまいますが、ハッピーエンディングです。コロナ禍も含め、平和とはいえない世の中で、普段は特別気にせずに生きていても、多少なりともその影響を受けていると思います。

『ガイズ＆ドールズ』は、そんな時に底抜けに幸せな気分に導いてくれるミュージカル作品です。出演者の皆様も豪華で個性豊かなので、ご覧になる方にも楽しんでいただけるでしょう。帝国劇場の舞台に立つのは、私にとっても特別なことなので、それに見合う役者でいられるように、一か月本当に頑張って務めます。ぜひご覧ください」

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明日海りお

1985年6月26日生まれ、静岡県出身。2003年に宝塚歌劇団に入団。可憐な容姿と高い技術力を持った男役として下級生時代から注目を集め、14年に花組トップスターに就任。19年11月に惜しまれながら退団。退団後はミュージカル『ポーの一族』や主演ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』、NHK連続テレビ小説「おちょやん」、日本テレビ「コントが始まる」、日曜劇場「DCU」などに出演し、舞台やテレビドラマを中心に活躍中。