#245 Okinoerabu-jima
沖永良部島(鹿児島県)2

鹿児島空港から飛行機で約70分、那覇空港から約60分。地理的には沖縄に近く、琉球と大和の文化の分岐点にある沖永良部島。

沖永良部島は別名「花と鍾乳洞の島」と呼ばれています。“鍾乳洞”については、前回、ケイビングの面白さに勢いあまって連載1回分を書いてしまったほど。
一方の“花”を代表するのは、“エラブユリ”でしょう。
シーボルトが欧米に日本のユリを紹介した後、明治期にその美しさに人気が急上昇。大量のユリの球根が輸出されましたが、そのほとんどが沖永良部島産だったそうです。

2022.04.09(土)
文・撮影=古関千恵子