やさしい味のクッキーや焼き菓子がぎゅっとしきつめられていたり、コーヒーやお茶をいれる時間を特別なものに変えてくれたり。そんなかわいい缶、美しい缶を日本全国から集めました!

 いつもお世話になっているあの人へ、頑張っている自分へ。ずっと大切にしたくなるような缶に入った、各地のおいしいものを贈りませんか。


#45 宮崎県

◆宮崎中央農業協同組合「宮崎の日本茶、宮崎の和紅茶」

味わいをイメージしたイラストにも注目を

 宮崎県は国内における日本茶の生産量第4位という名産地のひとつ。

 1751年に都城島津藩家士の池田貞記が、現在の京都にあたる山城宇治で蒸製製茶法を学び、藩内に広めたことが宮崎県におけるお茶生産のはじまりといわれている。

 日本茶は、日本固有品種の一番茶のみを使用。春を感じさせる青々とした爽やかさが広がり、旨みのあるしっかりとした風味。

 和紅茶は、ふわりとしたやさしい飲み口とコク、渋みの少なさが特徴だ。

 オリジナルの缶は、頭に葉を乗せた「ぱっこ」とポットを乗せた「ポッコ」というふたりのお茶の妖精がJA宮崎中央管内産のさまざまなお茶に巡り合っていくというストーリーを元につくられたもの。

 イラストはそれぞれのイメージに合わせて描かれており、ほのぼのとした印象。

 日本茶は久しぶりに再会したふたりが背くらべをしている様子を描いており、背くらべが時間の流れを表している。

 背の低いぱっこがポッコに負けないよう少し背伸びをしているところもポイント。

 和紅茶は、まろやかな味わいをぱっことポッコがふわりと舞う様子で表現しているのだそう。

2022.03.28(月)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史