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 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

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2月21日の花は「エピデンドラム」

 ラン科の植物は、世界におよそ15,000種とも言われ、非常に種類が豊富です。

 さらに、クンシランやスズランなどラン科ではないものもランと呼ばれることもあるので、ますます種類が多く感じます。

 エピデンドラムは正真正銘のランの仲間ですが、すらりと直線的に伸びた茎や小さな花が半球状に咲く姿など、これもランなの? と驚かれることも多い花です。

 名前の由来はギリシャ語で「木の上」を意味し、エピデンドラムが土ではなく木や岩に着いて育つ着生ランであるためと言われています。

 日本では鉢に入れられている姿を思い浮かべることが多いランですが、以前にシンガポールの国立ラン園を訪れた際には、熱帯植物に着生して育つ、ありのままの姿のランを見て驚いたことを覚えています。

 最近では吊るすタイプの花器や植木鉢も種類が増えてきましたので、利用してみましょう。

 エピデンドラムは均等に並んだ葉も素敵なので、吊るして上に飾るとその美しさがよくわかります。

【エピデンドラムの花言葉】孤高へのあこがれ、判断力、可憐な美しさ、ささやき
【エピデンドラムが誕生花の人】1月11日、6月13日、11月23日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

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今日、花を飾るなら。
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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2022.02.21(月)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌