まずは各大学のカリキュラムや教授などを調べられているという。

「ご自分がどこまで勉学に取り組めるのか挑戦してみたいというお気持ちもあるのではないでしょうか。愛子さまは慎重なご性格ですが、これだと決めたら意志を貫かれると思います」(前出・元東宮職)

眞子さまとの思い出

 この夏、愛子さまにとっても、秋篠宮眞子内親王殿下のご婚約のニュースは特別なものだったことだろう。

 お相手は、同じ大学の同級生で法律事務所に勤務する小室圭さん。当初、婚約会見は七月に予定されていたが、九州北部豪雨の被害の深刻さと、救助活動が続いていたことから延期されて、9月3日に行われることになった。

 愛子さまにとって眞子さまは、幼いころから遊んでもらった「優しいお姉さま」だったといわれる。

 東宮御所と秋篠宮邸は近いこともあり、敷地内で散歩をしていると、偶然に出会うことがあったそうだ。ご家族同士でお話をなさったことや遊ばれることもあったという。

「眞子さまは、年下のお子さまの面倒を見るのがとてもお上手でした。特に身近なものを使って遊び方を考えるのがお得意だといわれていました。愛子さまも赤坂御用地内の葉や小枝などを集めてきて、工作の作り方を教わったといわれています。そんな慣れ親しんだ眞子さまが嫁がれるというのは、喜ばしいお気持とお寂しいという両方のお気持を持っていらっしゃるのかもしれません」(別の元東宮職)

 愛子さまが眞子さまとご一緒に遊ばれた幼いころの記憶は、皇太子と阿部さんの思い出のように、いつまでも心に残る風景として大切になさることだろう。

2022.01.07(金)
文=友納尚子