
渋谷某所の、とあるビル。
エレベーターを降ると、そこには怪しげな雰囲気を放つ重厚な扉が現れます。
勇気を出して扉を開くと、その先に広がるのは飴色に輝く壁面が印象的な大人のバー空間です。
特別感の漂うバーカウンター

実はここ、お酒とともにパフェが食べられる会員制のパフェバーなんです。
店の名前は「Remake easy」。
アメリカで禁酒法時代に存在したスピークイージーと呼ばれる隠れ家バーをイメージしたインテリアは、鈍い光を放つブロンズ製の壁面を備えたバーカウンターに加えて、廃材などのリサイクル資材を随所に使用。
ヴィンテージの味わいとモダンで洗練された雰囲気を兼ね備えた空間にまとめられています。
旬のイチゴがグラスに満載

この「Remake easy」は、バーとしてお酒だけを楽しむこともできますが、やはりほとんどの客のお目当ては、ここでしか食べられない特別感に満ちたパフェ!
パフェのメニューは3種類。レギュラーで食べられる2種類とシーズンごとに登場する季節限定の1種類が用意されています。
レギュラーメニューの「イチゴの花畑パフェ」は、1パックに近い数のイチゴを惜しげもなく使った、見た目も華やかなひと品。
「とちおとめ」や「あまおう」などその時に旬なイチゴの品種を選び、全体的に甘さは控えめ。
あっという間にペロリと食べられます。
食感の違いも楽しめる

もうひとつのレギュラーメニューは「キャラメルショコラとバナナのパフェ」。
オーガニック・フェアトレードのチョコレートを使った、さっぱりとしたビターな味わいが特徴です。
グラスの中にはバナナやクランブルカカオ、チョコレートプレートなどが盛り込まれ、多彩な風味と食感の違いを楽しめます。
2022.01.03(月)
文=石川博也