難しいことはおいといて! もっと自由な発想で魚料理をつくってみませんか? 『ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ』を上梓した料理家の栗原 友さんが、刺身の盛り合わせでつくる「つくりおき魚つまみ」を伝授します。
「単品の魚でもつくれますが、盛り合わせの刺身パックを使えば、一度にいろんな味が楽しめます。魚の旨味や風味がミックスされておいしさも倍増。
私は刺身が余ったら、その都度ラップに包んで冷凍。いつもストックしています。ストック刺身がたまったところでつくれば、刺身パックを一切れも余すことなく食べ切ることができますよ」(栗原さん)
◆刺身のハーブマリネ
彩り華やかに、ハーブやレモンが香る、軽やかな洋風のヅケ
つくりたてより少し冷蔵庫に置いて、ねかせてしっとりさせてからのほうが、いろんな風味がしみ込んで、おいしさ倍増。
●材料(つくりやすい分量)
・刺身の盛り合わせ:250グラム
・エシャロット:1本
・ローズマリー:1本
・ディル:1本
・タイム:1本
・塩:小さじ1
・オリーブ油:大さじ3
・レモン汁:1/8個分
●つくり方
(1) 刺身は1センチ幅に切り分け、大きめのみじん切りにする。塩(分量外)を軽くふり、なじませておく。
(2) ディル、エシャロットはみじん切りにする。タイム、ローズマリーは香りをつけるだけなので、枝のまま使う。
(3) ボウルにすべての材料を加える。
(4) 満遍なく混ぜ合わせ、しっとりとするまで味をなじませる。冷蔵庫で2~3日保存可能。
2021.10.04(月)
文=栗原 友
写真=鈴木泰介
スタイリング=久保田朋子