「秋篠宮さまは、まだ22歳の娘のご結婚話を、当初から冷静に受け止めていましたが、紀子さまのほうは、圭さんをすぐに気に入られ、絶賛されていました。『こんなに素晴らしい方はいない』『(結婚相手として)理想的』とまでおっしゃっていた。眞子さまは恋人を認めてもらえたことに、心から喜ばれていました」(秋篠宮家関係者)

 

 婚約内定会見が行われたのは、それからしばらく後、眞子さまが英国レスター大学留学を終えたあとの2017年9月だ。その年11月の秋篠宮さまお誕生日会見に同席した紀子さまは、圭さんの「第一印象」をこう述べられた。

〈初めてお会いし、話をしましたときに、丁寧で穏やかな印象を受けました。そして今も、同じような印象を持っております。(略)ピアノを聴きたいと話をしましたところ、快く応じてくださり、小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら、私たちは心和むひとときを過ごしました〉

 しかし、その高い評価は一変する。そのきっかけは、圭さんの母親、佳代さん(53)と婚約者だったX氏との400万円超の金銭トラブルが『週刊女性』(2017年12月26日号)で報じられたことだ。

「400万円は、佳代さんが婚約期間中にX氏から提供されたものでした。この“借金”(小室家は“贈与”と主張、編集部注)に圭さんの大学の入学金、授業料、米国への留学費用も含まれていたことから報道は過熱した。事実を知らされていなかった秋篠宮家、宮内庁は騒然となりました」(皇室ジャーナリスト)

 雑誌が発売された12月12日から年明け2月6日に「婚約延期」が発表されるまで、圭さんと佳代さんは複数回、秋篠宮邸を訪れ、説明を求められている。

突然「ハワイ大学に留学して弁護士資格を取りたい」

 秋篠宮家関係者が振り返る。

「ご夫妻に紹介されてから4年もたつのに、圭さんは金銭問題もふくめ、大切なことを説明していなかった。父親の自殺や祖母の新興宗教信仰なども、秋篠宮家が知ったのは週刊誌で報じられたあとです。秋篠宮さまは『誠実とは言えない』と不満をおっしゃるようになりました」

2021.09.30(木)
文=「文藝春秋」編集部