実際、宮内庁関係者によれば、上皇后は孫の気持ちを配慮し、“ご意向”を直接お話しになることはなかったという。
「ただ、上皇后さまが秋篠宮ご夫妻にさまざまな注意をされたのはたしかです。それで紀子さまは、この結婚は無理だと考えを変えられた。でも、上皇后さまが眞子さまのお考えを待つと仰っている以上、上皇后さまの“ご意向”は眞子さまにお伝えできない。それで紀子さまは板挟みのようになってしまわれた。
眞子さまの反発は紀子さまへ「お母さまは変わってしまった」
いま眞子さまの反発は、母親である紀子さまに向かっている。父である秋篠宮さまは、最初からもろ手を挙げて賛成していたわけではないし、お立場的にも慎重な姿勢でいなければならないことは眞子さまも承知されている。でも紀子さまは、圭さんのことを賛成していたはずなのに、どうして変わってしまわれたのか、わからないでおられる。
おそらく眞子さまは、上皇后さまのお気持ちをご存知ないのでしょう。『週刊誌報道でお母さまは変わってしまった』『小室さんのお金の問題がどうあれ、結婚してはいけないというストーリーを作っている』と思われているようなのです」
秋篠宮ご夫妻は、こうしたことがあった後、「小室家から辞退することを期待していた」(別の宮内庁関係者)という。
「これだけ世間を騒がせていれば、普通なら自分たちのほうから引いてくれるだろうと楽観視していたようです。ところが圭さんは秋篠宮家を訪れても持論を展開するばかりで、秋篠宮ご夫妻は苛立ちを募らせたようです」(同前)
(後編に続く)
眞子さまは守谷絢子さんの結婚披露宴で「すごく可愛い、幸せそう」…“決定的な亀裂”が生じた紀子さまのご発言とは へ続く
2021.09.30(木)
文=「文藝春秋」編集部