カシューナッツやクルミを使ったナッツ菓子も
![スイーツ3点。左から「ジャスミン茶のクレームブリュレ」432円、「ピスタチオの餡チョコだんご」345円、「抹茶ティラミスプリンタルト」313円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/0/1280wm/img_40ac1c4fcee74ffb5006acac7a6e1081163147.jpg)
吉田さんが創作するオリエンタルなお菓子は期間限定。
「ジャスミン茶のクレームブリュレ」は、とてもクリーミー。ジャスミン茶が香ります。
「ピスタチオの餡チョコだんご」は、香港ではポピュラーなお菓子・ココナッツ団子のアレンジ。ミルクチョコレート餡にびっくり。
「抹茶ティラミスプリンタルト」は、北海道マスカルポーネと宇治抹茶を使った香港式エッグタルト。
創作スイーツは、夏には香港スイーツの定番、マンゴーのタピオカ入りココナッツミルクのデザートスープ「楊枝甘露(ヨンジーガムロ)」や、国産マンゴーを使った「マンゴープリン」、ライチーのムースなどが登場する予定だとか。
![オリエンタル・フレーバー・クッキー。左:「natsume × 洛神花(ローゼル)」680円、右:「yuzu × 蝶豆(バタフライピー)」680円。他に「Ki-mon紅茶」626円、「黒goma × 古代米」626円あり。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/f/1280wm/img_df56575ea7abc25a7004b95ff24c5f522666967.jpg)
「黒ゴマ × 古代米」や中国紅茶、プーアール茶を使ったモノなど、5種類程あるキューブクッキー「オリエンタル・フレーバー・クッキー」にも注目。なかでも驚くのが青色とピンク色。
青色は、蝶豆(バタフライピー)というマメ科の青い花を使った「yuzu × 蝶豆」。柚子の酸味で、さわやかな後口です。
ピンク色は「natsume × 洛神花」。洛神花とは、ハイビスカスティーとして用いられている花・ローゼルのこと。
洛神花の酸味に紅なつめの甘い香り、ほのかなキンモクセイの香りも楽しめます。どちらも他にないクッキー。
ほろほろした口溶けも魅力。手土産にすれば、皆、そのおいしさにはまるはず。
![ナッツ菓子。左から「肴(あて)ナッツ」648円、「霜掛けナッツ」648円、「くるみ硝子」756円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/1280wm/img_6e1acdf7f9517b1322335aacbe355e28159654.jpg)
カシューナッツやクルミを使ったナッツ菓子もあります。
「肴(あて)ナッツ」は、その名のとおり、ビール、ハイボール、焼酎、ワイン、日本酒、紹興酒……と、どれにでも合うピリ辛風味。
カシューナッツを香ばしく揚げ、よつ葉発酵バターを溶かし絡めて一晩寝かせ、花椒、唐辛子、自家調合の五香粉(八角、シナモン、陳皮などのブレンドスパイス)をまぶしたもの。
辛すぎず、甘みもあって、しょっぱくて、クセになる味。
![クッキーやナッツ菓子と台湾茶が並ぶ茶飾棚。お客様をもてなすという意味があるそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/1280wm/img_07d69332c7651a4ef275c9ae8ffc7e61200953.jpg)
カリカリ食感で香ばしい「くるみ硝子」、程よい甘さの「霜掛けナッツ」は、吉田さんの中国料理の料理人としての技の賜物。毎日、お茶請けとして少しずつ食べたい。
夏は、ビールにぴったりの「麻辣ピーナッツ」も登場するとか。
![パイナップルケーキはパイナップル餡を1個ずつ手で包んで。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/2/1280wm/img_72a9adc82fbd91c3e89a506161de8763157006.jpg)
これらのお菓子をひとりで作る店主・吉田昭さんは、1979年、京都府出身。
京都や滋賀のホテルや街場の中国料理店で修業し、さらに神戸の点心の店で香港人の点心師と共に働きました。
「元々、ラーメン屋かケーキ屋になりたかったんです」と、これまでなかった中華のデザートの店を2021年1月にオープン。
「添加物をできるだけ使わず、食材も厳選しておいしいオリエンタルなお菓子を作りたい」と意欲満々。オリジナルの「デザート小籠包」が登場する日もそう遠くありません。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/0/1280wm/img_302f126995a9de1df433877e95bbacd8183518.jpg)
オリエンタルスイーツショップ「雪月菓」
所在地 兵庫県西宮市松原町5-24
電話番号 0798-55-6200
Instagram @setsugekka2020
※商品や営業日や時間の詳細は、Instagramで確認を
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行
生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2021.06.13(日)
文・撮影=そおだよおこ