![すべての客室から、霧島高原の先に広がる錦江湾と桜島を見渡すことができる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/6/1280wm/img_368956690269297620833b12ef3c5ae5147509.jpg)
星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドの「界」。第1回前篇では、今年1月にオープンした「界 霧島」の温泉や食事の醍醐味をご紹介しました。続く後篇では、「界 霧島」ならではのアクティビティと訪れたら素通りできない霧島神宮をはじめ、魅力溢れるショップをご紹介します。
「天孫降臨ENBU」と「だれやめセット」で鹿児島のご当地文化を満喫!
![大地と一体化する露天風呂。神話の舞台、霧島の自然と文化に根差した「界 霧島」ならではのおもてなしを。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/9/1280wm/img_79e847d98542f815b30c68c7fbfd6277140122.jpg)
宿に到着したら、まずは温泉。霧島の湿潤な大気とやわらかな湯に身をゆだね、旅の疲れを癒しましょう。夕食の前に立ち寄りたいのが、客室棟3階のビューテラス。誰でも自由に利用できる絶景のフリースペースです。
![霧島高原を見渡すビューテラスは誰でも利用可能。絶景を眺めつつお酒を楽しんでも。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/6/1280wm/img_464b79f96cff889eecc2e503e6016cba116520.jpg)
ゆったりとしたソファ席に寝転びながら、刻々と変わりゆく夕空を眺め、体のほてりをクールダウン。ビューテラスでは自分で好きなドリンクを持ち込んでもいいし、「だれやめ(鹿児島弁で「晩酌」)セット」をオーダーするのも一案です。
“王道なのに、あたらしい。”がテーマの「界」らしいマリアージュは、例えば、スッキリとした芋焼酎と、ラム酒が香るアイス最中(梅月堂)の組み合わせ。従来の焼酎のイメージが変わるはず。
![ビューテラスでも楽しめる「だれやめ(晩酌)セット」。焼酎にスイーツを合わせて。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/9/1280wm/img_197a6c7dc4c32cb7c5c897f5c47bec8799938.jpg)
![霧島連峰に沈む夕日を眺めながら、湯上がりの晩酌なんて最高の贅沢!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/1280wm/img_fd7c6c255b1d43a3e5d80ed6fc34de8989228.jpg)
界ブランドのおもてなしのひとつが、ご当地の文化を体験する「ご当地楽」。「界 霧島」では「天孫降臨ENBU」が催されます。
「天孫降臨」とは日本に古くから伝わる神話で、霧島に語り継がれている日本の建国と歴史にまつわるもの。スタッフ自らが神楽鈴と太鼓を使い、躍動感溢れる舞を演じます。
![霧島に伝わる神話に由来する演舞「天孫降臨ENBU」は、毎晩21:15から。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/1280wm/img_f416f82360efe0463b22c02a88050c79168105.jpg)
焼酎といえば鹿児島が連想されるほどこの地に根差したお酒ですが、宿に居ながらにして様々な種類が楽しめるアクティビティ「もじょか焼酎」も用意されています。“もじょか”とは、鹿児島の方言で“かわいい”こと。常時20種類以上のミニボトルで楽しめるので、初めての銘柄にもトライしやすいですね。
![鹿児島県内には113の蔵元が存在。焼酎のミニボトルもバラエティ豊か。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/1/1280wm/img_7145a0742b32318e31d2ba68b3292cec168467.jpg)
![「もじょか焼酎」ほか、クラフトジンや、垂水の温泉炭酸水、ご当地つまみも用意されているので好きなように組み合わせて。客室やビューテラスなどでどうぞ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/f/1280wm/img_dff6067a8fb2d0475cc9a0f3d8a7deeb175865.jpg)
![日が暮れると辺りは闇に包まれ、遠くに霧島の街明かりがポツポツと。見上げれば満天の星。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/1280wm/img_5c4fd1e875f9a23f063967375f755c41163605.jpg)
お楽しみの朝食は、りんご黒酢ドリンクからスタート。睡眠中に失った水分とミネラルの補給に最適です。メニューは、炊き立てぴかぴかのご飯に、鶏肉と麦味噌が決め手のさつま汁、焼き魚や卵焼きといった定番料理、陶板で焼きながらいただくさつま揚げ、おぼろ豆腐、蒸しものなど盛りだくさん。
たっぷり供される削りたての鰹節はパリッとした食感。こちらをご飯にのせ、甘い薩摩醤油をかければ、いくらでも食べられそうなおいしさです。
![ぐっすり眠った翌朝はお腹がグ~。期待を裏切らない朝食が待っている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/1280wm/img_441e88023a79b1eba892d736bdc5a5a0223689.jpg)
![削りたての鰹節をご飯や豆腐にたっぷりのせて、甘い薩摩醤油でいただきます!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/1280wm/img_77a0beadf013ecfb945f519f26e35275122572.jpg)
2021.06.09(水)
文=伊藤由起
撮影=鈴木七絵