おじいちゃん、おばあちゃんの時代から今に続く歴史あるお菓子。現代生まれなのになぜか懐かしいパッケージのスイーツ。各都道府県のアイコンとなるような愛されお菓子が一堂に!
#41 佐賀県
◆村岡総本舗「ケイジャーダ」
羊羹の名店が手がけた南蛮菓子
江戸時代、長崎の出島で荷揚げされた砂糖は、小倉へ延びる長崎街道を通り全国へと広まったことからシュガーロードと呼ばれ、街道沿いのあちこちで菓子文化が開花。
佐賀県・小城もそのひとつで、県を代表する銘菓「小城羊羹」はここで生まれた。
村岡総本舗は1899年の創業以来、小城羊羹を作り続ける由緒ある名店で、受け継がれてきた技を伝承しながらも、現代に合った菓子づくりにも果敢に挑戦。
そのひとつとして数年前に誕生したのが今回紹介する「ケイジャーダ」だ。
2021.05.25(火)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史