#219 Setoda
瀬戸田(広島県)

瀬戸内に浮かぶ芸予諸島のひとつ、生口(いくち)島の大部分と隣の高根島からなる尾道市瀬戸田。しまなみ海道によって、東は生口橋で因島と、西は多々羅大橋で大三島と結ばれています。


江戸時代、瀬戸田は北前船が日本海側からぐるりと回って大阪へ向かう途中に立ち寄る寄港地でした。廻船は生口島と高根島の間を走る瀬戸田水道に係留し、潮を待ちながら、物資を得たり、積み荷の商品を売買したり、したそうです。
また、瀬戸田は製塩業が盛んでもありました。そのため、“塩の町”。
“潮”と“塩”、2つの意味を含んだ、「しおまち商店街」の入り口近くに2021年3月、注目の旅館がオープンしました。
2021.04.10(土)
文・撮影=古関千恵子