#215 Byoubugaura
屏風ケ浦(千葉県)
![高さ20~60メートルの断崖が10キロにわたり続く“東洋のドーバー”、屏風ヶ浦。(C)銚子市観光協会](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/1/-/img_51c4cc2eff7b68573493dc3797b25b39246312.jpg)
千葉県北東部に「東洋のドーバー」と呼ばれる、壮大なスケールの断崖絶壁があります。その名は、屏風ケ浦。
銚子市の名洗町(なあらいまち)から旭市の刑部岬(ぎょうぶみさき)までの約10キロにわたり、20~60メートルの切り立つ断崖が海に面して続いています。
![遊歩道からも、地層がはっきり見てとれます。銚子マリーナ海水浴場から遊歩道が整備されているので、「国の名勝及び天然記念物」の絶景・屏風ケ浦も気軽に行くことができます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/-/img_3a77795bcfdae2f51d00dbfecbbcff8a227906.jpg)
遊歩道のすぐ脇に、幾層も重なった地層を露出した断崖がそびえています。ちょうどサンセットに合わせて訪れたので、浸食で削られた岩壁に斜陽が当たり、陰影がくっきりと浮かび上がっていました。
ゆったりと弧を描く穏やかな海の先に見える、遠方の断崖は光を受けて少し光っているようにも見えます。
![空気が澄んでいると、茜色に染まる富士山が見えることも。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/9/-/img_2932474657677eccefd2453d5c4c0bc395730.jpg)
2021.02.13(土)
文・撮影=古関千恵子