また感染リスク回避のために配達員と直接顔を合わせたくない場合には、注文時に「非接触お届け」を選択することも可能だ。これは追加の手数料が発生しないので、ぜひ活用したいところだ。置き配サービスも行われているが、西日暮里店でしか対応していないため、対応エリアの拡大を待とう。

 

イオンネットスーパー:ネットスーパーでは最大規模の配達対象エリア

 15000点以上の商品数を誇るイオンネットスーパー最大の特徴は、配達対象エリア数の多さにある。イオンの店舗がない福井県と、「ネットで楽宅便」というイオン北海道のサービスが展開している北海道を除いた、45都府県への配達に対応しているのである。

 最低注文金額は770円で、配送料は注文金額に関わらず一律に発生するが、狭域エリアの場合は330円、広域エリアの場合は550円と地域によって異なっている。

©iStock.com
©iStock.com

 支払い方法は代金引換とクレジットカードのほか、一部エリアではイオンが提供している電子マネー「WAON」を使うこともできる。代金引換は店舗によって手数料が異なるため、注文時は要確認だ。

 配達便数は店舗によって異なるが、狭域エリアでは15時までに注文すると最短で当日中に配送される。一方で、広域エリアは当日配送非対応で、朝9時までの注文で最速の配送が翌日となっている。

イオンネットスーパーHPより(配送先は東京都世田谷区に設定、1/25(月)11時台のデータ)
イオンネットスーパーHPより(配送先は東京都世田谷区に設定、1/25(月)11時台のデータ)

 狭域エリアと広域エリアの間で配送料と配達時間に大きな差があるが、配達先がどちらのエリアに該当するのかは、イオンスクエアメンバーに登録しなければ確認できない。この点はイオンネットスーパーの無視できないデメリットと言えるだろう。

 不在時は、再配達サービスを実施している店舗であれば、不在連絡票から再配達の手続きが可能。しかし再配達できない場合でも、商品代金と配送料がかかるので要注意だ。

 また狭域エリアではクレジットカードで注文時に希望すると、非対面での商品受け渡しにも対応してくれる。一部地域ではWeb上で申請することで、110円の手数料で「置き楽サービス」という置き配のサービスを利用することもできる。

2021.02.06(土)