こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。皆さまは、毎日よく眠れてますか?
私は、もとは眠れる方だったのですが、去年コロナ禍で喘息が再発。眠れない日々を送る羽目になりました。そしたら、顔が衰えてしまいました……。
そこで痛感したのですが、美を大きく左右するのは、睡眠。
どうしたら良い睡眠が取れるのか、改めて調べてみたところ、「西川」のホームページで面白いサービスを発見。体験したところ、実際に面白く、とてもためになったので、ご紹介します。
●睡眠のプロが指南してくれる
利用したのは、西川の「ねむりの相談所」のサービス。
眠りに関する各種お悩みに、西川の眠りのプロ「スリープマスター」が答えてくれるのです(要予約)。
ねむりの相談所
https://www.nemuri-soudan.jp/
眠りの様子を計測・可視化し、カウンセリングしてもらえる「ねむりの相談所」は、全国に約40店舗。
内容はとても充実していて、一番シンプルな形では、相談予約をして、「ねむりの相談所」を訪問。コンサルティングシートに記入し、プロに相談するスタイルです。
それだけで終えても良いのですが、感動したのが専用の機器を借りて、「自分の眠り」を可視化するコース。これが凄かったのですよ!
まずは、コンサルティングシートに自分の睡眠状況や生活習慣、寝室環境などの他、眠りについての悩み~たとえば、「寝つきが悪い」「眠りが浅い」「睡眠不足」などを記入します。
そして、計測のための測定器を借りるのですが、借りられる機器は2つ。
1つは、腰につけるタイプの「活動量計」。日中の活動量と睡眠時間、睡眠時の様子を測ります。
もうひとつは、枕元に置いておくタイプの「寝室チェックシステム」です。
両方、機器の貸し出し料が1100円(税込)ですが、計測結果の解析や相談、アドバイス料は無料です(要予約)。
活動量計は、24時間つけっぱなしにして過ごし、そこから取れたデータを分析。日中の活動量と睡眠状況を推し測ります。
1~2週間計測するのが基本ですが、私は日程の関係で、5日分を計測しました。
解析結果が、こちらです。
これで何がわかるかと言うと、日中の活動量や、睡眠時間、睡眠時の体の向き、眠りの深さなどなど。
データを解析してくれたスリープマスターの森さん曰く、「まずまずよく眠れていますね」とのこと。
理由は「覚醒も少なく、まとまった睡眠が取れているから」だそう。
「私たちの睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠というものから成り立っていて、このふたつが合わさったものがおよそ90分サイクルで繰り返されています。
その中でも、最初の2回のサイクル時の眠りはとても大切で、この時間に成長ホルモンが最も分泌されます。ですから、寝入り初めの3時間が重要なポイントになるんです」(「西川」スリープマスター・森 優奈さん、以下・同)
「成長ホルモンには、皮膚のハリを保ったり、しわを減らしたり、脂肪を減らすなど、老化予防の働きもあります。だから、睡眠は美容にとても大事と言われているんです。
下にあげたにらさわさんの分析結果を見ると、1時過ぎからの3時間、眠りの浅いタイミングが少なくしっかりと眠れています。このことから、寝入りばなの大切な3時間に質の良い睡眠が取れていると推測されます」
なるほど!
確か以前は、夜11時までに眠らないと成長ホルモンは分泌されないと言われていたような気もしますが、最新の研究結果では、時間に関係なく、「寝入り初めの3時間の睡眠の質」が大事ということです。
しかし、驚いたのは、私がベットに入った時間から、実際に眠りに落ちた時間、さらに寝ている時の姿勢や動きまでわかってしまっていたことです。
いったいどういうからくりを使うとここまでわかってしまうのでしょうか?
よくわからないながらも、さすがは創業455年、寝具だけでなく、大学などと共同で睡眠そのものの研究活動も行っている西川ならではの技術です(たぶん)。
驚いたのが、自分の寝ている時の姿勢です。
私ってうつ伏せで寝ている時が結構あるようなのです。まるで自覚はなかっただけに、わかって良かったと思いました。
しかも、寝返りの回数も10回はともかく、24回した日まであり、多いような気がします。
「寝返りが20回あっても、眠れていないというわけではないので、ご安心ください。平均的な寝返り回数は、7時間~8時間の睡眠で20~30回です。
また、寝ている姿勢がうつ伏せなのも問題ではないのですが、理想的な寝姿勢は自然に立った姿勢をそのまま横に90度に倒した姿勢です。うつ伏せだと、理想的な寝姿勢が取りづらいと思うので、もしかしたら快眠を邪魔する要素になっているのかもしれません。でも、何よりも気になったのは、日によって、寝返り回数や姿勢に大きなばらつきがあることです」
私の場合、寝つきが悪い日は眠くなるまで寝ない上、普段は寝落ちすることが多いので、日によって睡眠時間や就寝時刻、起床時刻がばらばらになるのです。
「睡眠時間や、寝る時間、起きる時間は出来るだけ一定に保つと、体内時計が乱されず、良質な睡眠を実現することができます。お休みの日などいつもより多く寝る場合でも、±2時間に抑えるのがオススメです」
わかっていたことではありますが、改めて言われると気持ちが引き締まります。
「また、良質な睡眠を取るためには、日中の活動量はもちろん、寝る前の行動も大事です。具体的には、寝る3時間前までには食事を終えて、お風呂に入り、体をリラックスさせていき、ベッドに入ってからは、静かに目を閉じて10分かからないくらいで寝るのがオススメです」
私は「即寝」派なのですが、「ベッドに入った記憶もないくらいにすぐに寝てしまう場合は、慢性的な睡眠不足の可能性がある」ということでしたので、気をつけねばと思いました。
森さんからは、寝室環境や寝具についてのご助言もいただいたので、次回、「寝室環境チェック」の内容と合わせて、ご報告していきます。
Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2021.02.07(日)
文・写真=にらさわあきこ
資料提供:西川