日本人用住居をリノベした茶芸館
◆和合青田
![気を付けていないと通り過ぎてしまいそうなほどひっそりとしている入り口。改装前は鉄製でしたが、改装後、より日本風に近くするために木製の門に生まれ変わったそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/f/-/img_ef5658b951b7174be53bd5422b09ec37200647.jpg)
日本統治時代の名残をとどめる「日式建築」と呼ばれているスタイルの住居が現在も多く保存されている青田街周辺内でも、ひときわ美しい建物を再利用しているのが、お茶の研究所として開放されているこちらの「和合青田」です。
一般の茶芸館とは若干異なるシステムとなり、プーアール茶を中心にひとり600元で、体験時間は14:00~18:00、1日6名まで見学可能です。
![玄関上の裸電球がレトロな雰囲気。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/-/img_09f96ae2e7163299f125d6ef587af745114269.jpg)
![窓が障子風にデザインされ、奥には竹が見える風情のある茶室。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/3/-/img_939c94ec4c5d23357f2dee0118bce4e998262.jpg)
1930年に日本人用住居として建築されただけあり、随所に昔おばあちゃんの家で見たような風景が広がり、懐かしさがこみ上げてきました。
窓、縁側、居間や庭、クラシックスタイルの洋室など、どれをとってもここは日本では? と錯覚するような空間が広がっています。
![二間続きの居間の左奥には床の間が。縁側もあり。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/-/img_054aa17ecb99eb8018c7234096eb51ce105721.jpg)
日本でもあまり見られないクラシックスタイルの日本家屋が、日本ではない別の場所で台湾の方たちの手によって、保存し続けられ、今なお建築物として生かされていることに、感謝の気持ちが溢れてきます。
ノスタルジックな気分に浸りながら、ゆっくりと鑑賞してみてください。
![中庭から建物を望む。縁側に腰掛け、風を感じながらひと休みするのもおすすめ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/-/img_048ed360102461fc2211940bbadbec62211117.jpg)
![洋風モダンなデザイン。窓枠のデザインが素敵です。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/-/img_157e54b3f6c2590bd966a55b2d4bbb7b82151.jpg)
和合青田
所在地 台北市大安區青田街8巷10號
電話番号 02-2321-0055
営業時間 14:00~18:00
定休日 月曜
アクセス MRT古亭駅5番出口から徒歩約13分
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
台湾ぶらぶら食べ歩き
現地在住の日本人コーディネーター矢作晃之さんがお伝えする、台湾グルメてんこもりレポート!
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2020.12.18(金)
文・撮影=矢作晃之