日本人用住居をリノベした茶芸館

◆和合青田

 日本統治時代の名残をとどめる「日式建築」と呼ばれているスタイルの住居が現在も多く保存されている青田街周辺内でも、ひときわ美しい建物を再利用しているのが、お茶の研究所として開放されているこちらの「和合青田」です。

 一般の茶芸館とは若干異なるシステムとなり、プーアール茶を中心にひとり600元で、体験時間は14:00~18:00、1日6名まで見学可能です。

 1930年に日本人用住居として建築されただけあり、随所に昔おばあちゃんの家で見たような風景が広がり、懐かしさがこみ上げてきました。

 窓、縁側、居間や庭、クラシックスタイルの洋室など、どれをとってもここは日本では? と錯覚するような空間が広がっています。

 日本でもあまり見られないクラシックスタイルの日本家屋が、日本ではない別の場所で台湾の方たちの手によって、保存し続けられ、今なお建築物として生かされていることに、感謝の気持ちが溢れてきます。

 ノスタルジックな気分に浸りながら、ゆっくりと鑑賞してみてください。

和合青田

所在地 台北市大安區青田街8巷10號
電話番号 02-2321-0055
営業時間 14:00~18:00
定休日 月曜
アクセス MRT古亭駅5番出口から徒歩約13分

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会うかたから「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げ、おかげさまで10年を超えました。現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

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現地在住の日本人コーディネーター矢作晃之さんがお伝えする、台湾グルメてんこもりレポート!
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2020.12.18(金)
文・撮影=矢作晃之