日々のおやつ探しに余念がないCREA編集部員たち。今回は、そんな甘いもの好き編集部員が出張のときに見つけて一目ぼれしたという、ご当地おやつをご紹介します。


パリッと食感、ほんのり生姜風味のホワイトチョコを挟んだ長崎銘菓

 長崎が誇る銘菓として長年親しまれている「クルス」。クルスってポルトガル語で十字架を意味するそうで、海外にいち早く門戸を開いた長崎ならではのネーミングですね。

 カステラや角煮まんじゅうなど、ヨーロッパやアジアからの舶来もののエッセンスが感じられる名物がたくさんある長崎ですが、出張で出合い味わってからおみやげの定番に。

 今ではオンラインでも購入できるので、“クルスロス”にならずにすんでいます!

 このパッケージは「復刻版クルス缶」で50年以上前の発売当時のデザインを復刻させたもの。1964年の東京オリンピックが開催された年にクルスは誕生したのだそうです。

 イラストは東京で人気の洋菓子店、マッタホーンやこけし屋のパッケージも描いている鈴木信太郎画伯によるもので、シスタークルスのちょっと困ったような表情も愛らしく、レトロかわいい缶は食べ終わったあともキープ決定です。

 十字架が刻まれた薄い生地は、ゴーフルより少し硬めのパリッ、サクッとした食感。ひと口噛むたびに芳ばしい香りが広がります。

 挟まれているのはホワイトチョコレートのクリームですが、ほんのり、隠し味程度に生姜の風味付けがされています。これがまた、やみつきになる仕掛けかも! 

 いまではコーヒー味やいちご味、抹茶味などのフレーバーもラインナップされています。

 長崎旅行の際は空港でも、現地まで行けなくてもオンラインで購入できるので、お茶の時間のお伴としてぜひ味わってみて。コーヒー、紅茶、緑茶、いずれにもぴったり合います。

 なんとなくノスタルジックな気分に浸れるやさしいおやつです。

Column

CREA編集部 今日のおやつ

撮影用やお土産、差し入れなどでいただくCREA編集部のおやつをご紹介。今日もごちそうさまでした!

2020.10.05(月)
文・撮影=CREA編集部