冷凍名人・岩﨑啓子さんは、ジップロックや金属製トレイを使って、科学的に食材を美味しく保つ技を確立。
著書『週1回の買い物でOK! 冷凍名人が伝授 冷凍保存でこんなに節約?』から、技の一部を伝授していただきましょう。
超冷凍保存、その極意とは?
コロナウイルス感染症の影響で家での食事の機会が増えた人も多いかと思います。その分、調理の負担が増えていませんか?
そこで、便利なのが冷凍保存です。この冷凍保存のワザを使えば、毎週1回の買い物でOK!
買い物に行く回数が減り人込みを避けられるだけでなく食費を大幅に削減できます。私のワザは、長年の研究に基づく便利なものばかりです。
◆超冷凍保存のすごい技 5
1 毎年、食費が14万円以上節約になることも!
2 毎月、買い物時間をおよそ13時間も短縮!
3 毎日の献立にもう悩まなくなる!
4 調理時間を大幅に短縮!
5 冷凍なのに鮮度が落ちない!
冷凍保存は「ぺたんこ」「ばら」「ぴちっと」3つのテクでOK
◆冷凍保存のコツ
[1] ぺたんこ
[2] ばら
[3] ぴちっと
[1]ぺたんこ冷凍
ひき肉などは、素早く凍らせるためにぺたんこにします。あとで調理しやすいように、1回分の使用量に小分けしておくとさらに便利です。
<例>ひき肉
保存袋に入れたひき肉を、はしで区切って小分けする。金属製トレイにのせて冷凍室へ。
[2]ばら冷凍
冷凍保存の利点を最大限に生かしてくれるのが、ばら冷凍です。ひき肉や魚の切り身などはもちろんですが、野菜もばら冷凍しておくと、必要な分だけを使うことができるので調理しやすく、ムダがなくなります。
<例>ひき肉・だんご
ひき肉を丸め、ラップをしいた金属製トレイに間をあけて並べ、ラップをかぶせる。
冷凍室で凍らせ、冷凍用保存袋に入れる。
空気を抜いて密閉。
<例>ピーマン
ピーマンをせん切りにして、ラップをしいた金属製トレイに並べる。
その上にさらにラップをかけて冷凍室へ。
凍ったピーマンを冷凍用保存袋に入れて冷凍保存。
[3]ぴちっと冷凍
魚の切り身やトンカツ用肉など厚みのあるものは、ラップでぴっちり包んで保存袋に入れます。
<例>切り身
調味料と切り身をラップでぴっちり包む。
冷凍用保存袋に入れ空気を抜いて密閉。金属製トレイにのせて冷凍室へ。
『週1回の買い物でOK!
冷凍名人が伝授 冷凍保存でこんなに節約?』
著 岩崎啓子
定価 1,320円
アスコム
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岩﨑啓子(いわさき けいこ)
冷凍保存&節約テクの第一人者! 料理研究家、管理栄養士。聖徳栄養短期大学卒。同大学研究室助手などを経て料理研究家として独立。書籍、雑誌、テレビ番組、メニュー開発、料理教室などで栄養学も基づいた簡単に作れて、おいしく、体に優しい家庭料理を提案している。2007年に発売した著書『冷凍保存節約レシピ』(日本文芸社)が20万部を超えるベストセラーになる。現代の冷蔵庫にあったその冷凍テクニックは、他の料理研究家にはない手軽さと緻密さを兼ねそなえている。食材ごと、形状ごとに冷凍法を使いわけて食品をムダなく使い切るワザを開発したことで、メディアからも大きな注目を集めている。
冷凍研究家・岩崎啓子さんの
テクニック
2020.08.03(月)
文=岩﨑啓子
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