スタイリストの荻野玲子さんが偏愛するのは、かわいい生地で垢抜けすぎない雰囲気の古着。
ファッション賢者が「出合ってしまった!」と嬉しくなり持ち帰った、運命の古着コレクションをご紹介します!
織り、刺繡、柄を眺めているだけで楽しい

母がパタンナーをしていて、小さな頃から布が身近にある環境で育ったからか、かわいい生地に目がなくて。
古着を選ぶときも、まず柄や生地感などの素材に注目。
お気に入りの生地で着丈やサイズがぴったりだと、「出合ってしまった!」と嬉しくなって持ち帰りたくなります(笑)。
A:「開襟シャツが大好き。子ども用のアロハシャツはデニムに合わせてシンプルに」(荻野さん)
B:「OZ VINTAGEで購入した、姫感のあるフォルムのブラウスは極太パンツで」(荻野さん)
C:細かなディテールワークに惹かれて古着屋TOROで購入したブラウス。
D: ほんのり和な雰囲気のスカートはMilli Vintageで入手したもの。
E:大胆な大柄が気に入った贅沢に生地を使ったフレアスカート。
F:「気になって手に取るとNorma Kamaliの花柄のことが多いんです」(荻野さん)
2020.07.28(火)
Text=Mayumi Amano
Photographs=Kenichi Yoshida
CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
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