定番は6種類。季節の味のおはぎも

左から「本醸造みたらし 雑穀もち」160円、「ほうじ茶 黒米もち」137円、「黒ゴマ 黒米もち」140円

 小豆餡に黒練りゴマを合わせた「黒ゴマ」。「くるみ」は、餡に粗く刻んだものと、細かく砕いたものを入れ、さらにコクもほしいと白味噌を加えました。「みたらし」はあんこを雑穀もちで包み、博多の再仕込醤油を使ったタレで甘くてしょっぱい風味にまとめました。さらに、ほうじ茶の茶葉を細かく砕いて白餡に入れて、食べた後にお茶の香りがふわっとする「ほうじ茶」も考案。「きなこ」は、苦味を感じる深炒りを選んで使用するようになりました。プチプチした食感にしたいと餅米には雑穀や黒米を入れ、餡との相性を考えて組み合わせてあります。

左から「焼き和栗 黒米もち」230円、「焼味噌 雑穀もち」150円

 今、お店に並ぶ定番は6種類。それに、季節の味が加わります。たとえば、五平餅をイメージした「焼味噌」。麹味噌、白味噌に白練りゴマを加えた餡を焼いて仕上げています。他にも、春には「桜」、夏には枝豆を使った「ずんだ」、秋には「栗」、お正月には「黒豆」と、季節を感じさせてくれるおはぎが次々に登場。普段のおやつとして買いやすい100円台が中心という値段もうれしい。

 森さんは、毎朝、早くから起きだしてもち米を蒸し、準備を開始。1個1個、手で丸めて、包んで仕上げます。10時に開店したら13時には一旦閉店。1時間の内にまた作って14時に再オープン。それもあっというまに売り切れてしまう日が多いとか。本当にていねいな手作りに感心します。「できたてを食べてもらいたいんです。素材の持ち味を生かしたい。それぞれ個性のある、おいしいおはぎを作りたいんです」。「24時間、おはぎの人」とご主人に言われているとか。 

 どれを食べても、初めてのおはぎのおいしさ。コリコリした食感があったり、ほっとする香りが広がったり。タレのかかったおはぎや焼いた香ばしさも新鮮です。もう1個食べたくなるあっさりした甘さと小ぶりな大きさがうれしい。ほうじ茶を飲みながらのほっこりしたおやつの時間にぴったり。わざわざ買いに行きたくなるおはぎです。

森のおはぎ
住所 大阪府豊中市中桜塚2-25-10
電話番号 06-6845-1250
URL ameblo.jp/moriohagi

宗田洋子(そおだ よおこ)
ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

 

Column

そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2013.02.10(日)