ザルでも節約できるところなんてある?
実際に荻原先生がザル子のとある1カ月のお金事情をチェック!

 どこに無駄があるのか? まずそのポイントを知ることからスタート!

 下の図のお金事情詳細をチェックしてみましょう!

【通信費】
「プラン変更してなさそうね……」 ⇒通信費の節約テクは2/1公開

【被服費・美容代】
「女性だもの、このあたりはムリに節約しようったって難しいわね。ザルは特にムリだわ」

【食費】
「一日2000円の食費でやりくりするクセをつけましょう。」

 1万円札はザルの元。どこで使ったかわからないうちにお金がない! という事態になりやすい。そこで毎日2000円ずつ財布に補充し、これしか使えないという状況をつくる。なんとなく買っていたお菓子や飲み物も財布に2000円しか入っていないと買わなくなるもの。週末に飲み会が控えているならウィークデーに節約して、やりくりを。

【保険代】
「これは保険かけすぎ。今までに保険おりたことある?」 ⇒保険費の節約テクは1/31公開

【クレジット年会費】
「入会するとその日のお買い物が数%オフ! って勧誘にのってクレジットカードをついつくっちゃうのよねぇ」 ⇒クレジットカードの節約テクは2/2公開

【貯蓄】
「手取り給与の1割は貯蓄にまわす」

 一人暮らしなら手取り給料の1割、実家暮らしなら3割を目安に貯蓄にまわしたい。給料日に自動引き落としで先に積み立てれば、ザルでもしっかり貯金ができる。会社の財形貯蓄も有効活用して。

お話を伺ったのは……
荻原博子さん (経済ジャーナリスト)

 経済とお金の仕組みをわかりやすく解説し、テレビ、雑誌など多くのメディアで活躍。著書に『生命保険の原価』(ダイヤモンド社)など。

2013.01.30(水)
text:Junko Hayashida
illustrations:Curry Jigoku
photograph:Jun Suzuki

CREA 2013年2月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

一生分のお金のつくり方

CREA 2013年2月号

今、財力こそ女の武器!
一生分のお金のつくり方

定価 670円(税込)