こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 今、話題の美活と言えば、何と言っても「腸活」ですよね。美しいくびれを実現しているモデルの加治ひとみさんなど腸活をしているタレントさんたちも注目を集めています。

 とはいえ、自分の腸内がどうなっているかは、わからないもの。そこで、腸内環境を調べてくれるサービスを体験してみました。

●サッカー元日本代表が始めたサービス

 そのサービスとは、サッカーの元日本代表・鈴木啓太さんが始めた会社「AuB(オーブ)」が行っている「BENTRE(ベントレ)」。

 自分の便を採取して、身長体重などの基本データや食事記録などと一緒に提出すると、腸内細菌の数やバランスを教えてもらえるだけでなく、課題の達成に向けて専門家から食事のアドバイスや指導をしてもらえるのです。

 ちなみに「AuB(オーブ)」とは、何をやっている会社なのかと言いますと、腸内環境に着目して、最高のパフォーマンスが発揮できる体づくりを行うための様々なサービスを提供しています。

 元となるのは、アスリートに特化した腸内環境の多くのデータ。鈴木社長が自身の人脈を生かして、28競技 1,400人以上のスポーツ選手から便を採取したというのです。凄い!

「一流のアスリートたちは身体能力が優れているだけでなく、精神面もタフで、日常的に良いパフォーマンスを行えています。

 そこで、アスリートの腸内環境をヒントに、私たちも日常的に最高のパフォーマンスを行えるようにしようというのが狙いです」(AuB広報・上田さん、以下・同)

 綿密に調査した結果、一流のアスリートと私たちとでは、腸内細菌の種類や割合に違いがあると判明したとか。

 ざっくりいうと、一流のアスリートたちは、腸内細菌の中でもいわゆる善玉菌と言われるものの数が多く、さらに、全体的に細菌の種類がバラエティに富んでいたのです。

「人の腸内には、数千から数万種類、100兆~500兆個の細菌が棲んでいると言われています。そのうち、今の時点でわかっているのは1,000種類ほど。

 ビフィズス菌や乳酸菌、酪酸菌(らくさんきん)などの名前は皆さんも聞いたことがありますよね。

 一流のアスリートたちの腸内を調べると、善玉菌に分類される酪酸菌と言われる腸内細菌の数が多いだけでなく、バランス良くたくさんの種類を持っているとわかりました」
 
 面白いことに、種類や割合やバランスは、競技ごとに同じ傾向が見られるとか。「BENTRE(ベントレ)」を利用すると、自分がどのアスリートの腸内環境に近いかも教えてもらえるというのです。とても楽しみです。

●腸内環境を調べた結果は……

 では、始めていきましょう。

 まずは、ウェブサイトにアクセスして申し込みを行います。

 すると検査キットが郵送されてくるのですが、内容は大腸検査とほぼ同じ。

 キットで便を採取する前に、ホームページに作った自分のページに、身長や体重や運動習慣、3日分の食事データ、そして体に関する課題などを選択して記入します。

 私の場合、食生活は自炊が中心で、バランスもそれなりに取れているとは思うのですが、課題は筋肉がつかないこと。太ったら贅肉がつくだけだし、痩せると筋肉が減っていく。

 一体何をどうすればいいのか悩んでいたので、いくつかの項目と一緒に、「筋肉をつけたい」という項目にもチェックを入れておきました。

2020.07.12(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=平松市聖