イグアナが住む森をナイトウォーク

 海のみならず陸も、南洋の自然の宝庫。それを体感できるのが、フィジアンの案内で敷地内の森を歩くナイトウォークです。

 虫の音やカエルの鳴き声が響く夜の森を、懐中電灯をたよりに歩くのはなかなかできない体験。なにか出そうでびくびくしてしまいますが、危険な生き物はいないので、ご安心を。

 この森には、世界に5,000匹しか生息していないという、タテガミフィジーイグアナが17匹もいるのです。先日、専門家が訪れた際、2匹のイグアナの赤ちゃんを発見。着実に増えているようです。

 宵闇でも目のいいフィジアンは、ナイトウォーク中に葉陰の合間や枝の上で休んでいるイグアナを次々に見つけてくれます。

 懐中電灯の光の筋を追うと、たらんと垂れた尾や横顔があり、「どうして、わかるの?」と驚きの連続。

 最初、ビクビクしていた森の探検が、ワクワクに変わっていきます。

 珍しいイグアナが暮らし、サンゴがすくすくと育つ島。子供心に戻ってリゾートに滞在しながら、豊かな南洋の自然に触れる旅は、格好のリフレッシュになるでしょう。

マロロ島

●アクセス ポート・デナラウからスピードボートで約35分
●おすすめステイ先 シックスセンシズ フィジー
https://www.sixsenses.com/en/resorts/fiji
日本からの問い合わせ
宿泊予約 0120-921-324
その他問い合わせ japan@sixsenses.com

古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。
●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2020.02.29(土)
文・撮影=古関千恵子