壮大&重厚なテーマの
ファンタジー

フランシス・ハーディング
『噓の木』

フランシス・ハーディング『噓の木』児玉敦子 訳、東京創元社 3,000円。
フランシス・ハーディング『噓の木』児玉敦子 訳、東京創元社 3,000円。

 19世紀、家族と小さな島に移住した14歳の少女フェイス。

 博物学者の父が不審な死を遂げた後、父の日記で、噓を養分にして育つという不思議な木のことを知る。

 時代の転換期のなか人びとの価値観のゆらぎを描いたファンタジー&ミステリー。

2019.09.30(月)
Text=Asayo Takii
Photographs=Wataru Sato〈still life〉

CREA 2019年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

秋の夜長にきれいになる。

CREA 2019年10月号

朝がちょっと楽しみになる美容
秋の夜長にきれいになる。

特別定価840円

忙しい日々で朝はとにかく時間がない……でも最近は、夜時間や眠りに着目したアイテムが多く登場。朝から夜へケアタイムもシフトしやすくなってきた。だんだん過ごしやすくなる秋の夜こそ、スキンケアに時間をかけ、読書をしたり映画を観たり、至福の一杯を手作りしたり。明日のきれいのために、ゆっくり過ごしてみませんか?