壮大&重厚なテーマの
ファンタジー
フランシス・ハーディング
『噓の木』

19世紀、家族と小さな島に移住した14歳の少女フェイス。
博物学者の父が不審な死を遂げた後、父の日記で、噓を養分にして育つという不思議な木のことを知る。
時代の転換期のなか人びとの価値観のゆらぎを描いたファンタジー&ミステリー。
2019.09.30(月)
Text=Asayo Takii
Photographs=Wataru Sato〈still life〉
CREA 2019年10月号
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