水筒を入れるトートバッグも発見
漁師バッグの産地を訪ねて

 この漁師バッグシリーズは、台南の「茄芷阿嬤工作坊」という工房で作られています。

 工房がある菁寮という古い街は、台南から台鉄で45分の後壁駅からタクシーで約10分、または嘉義からタクシーで30分の場所にあります。

 工房では、地元のおばさまたちが、元気にお喋りしながら、漁師バッグや、イグサを編んだカゴ、花布の小物類を作っています。

 漁師バッグの生地で続々と新作が生み出されており、工房の一角では、台北・永康街の人気店から注文を受けたというポーチも作られていました。

 今回、数回目の訪問にして、新たに水筒を入れるトートバッグを発見。

 まだ台北などでは見たことがないので、ペットボトルを入れても良さそうだなと、友達へのお土産にまとめ買いしました。

 いつかこの工房で、オリジナルのバッグを作ってもらうのが夢です。

柳沢小実 (やなぎさわ このみ)

エッセイスト。暮らしや旅の著書多数。 読売新聞“軽やか生活”(隔週水曜夕刊)、JR東日本“びゅうたび”などで連載中。最新刊は『大人の旅じたく』(マイナビ出版)、『わたしのすきな台北案内』(マイナビ出版)。
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