美容ジャーナリスト・齋藤薫が、コスメデコルテの名品コスメをとおして“今の時代を象徴する女性像”を探る好評連載。第2回は夏にこそなりたい、みずみずしい女の条件にせまる。
コスメデコルテ人格論 vol.2
「“水”の引力で人を惹きつける
みずみずしい女(ひと)のつくり方」 齋藤薫
“水もしたたるような美人”という言い方がある。美人を形容する言葉はたくさんあるけれど、“水もしたたる”は、相手を一瞬で魅了して、恋をさせるような別格の美しさを意味してる。眺めているだけで心地よく、ずっとそばにいたいと思わせる……まさに恋によく似た引力で人を惹きつける力の正体は、他でもない“水”。存在そのものに“水”を感じさせ、肌の奥に清らかな水の流れを感じさせる、そういう人っているものなのだ。
なぜ“水”はそれほどまでに人を惹きつけるのか? これは単純に、人間は水がないと生きられないから。川のせせらぎを耳にすると、理屈抜きに体が吸い寄せられるように、肌に瞳に声に“水”を感じさせる女が、よくひと目惚れされるのは、まさに人間の本能に訴えかけてくるからなのだ。
特に夏、肌の奥を清らかな水が流れるような水感を宿せたらいい。もちろんそれはただの保湿では作れない潤い。表面だけ潤してもだめ。肌の中に水の源泉を作る高次元の保湿が必要なのである。
たとえばロングセラーでありながら、今なお他の追随を許さない“孤高の保湿”モイスチュアリポソームは、まさに潤いとして次元が違う、結果として、肌の性質を変えてしまうような特殊な保湿力をもった美容液。その中に途方もない量の保湿成分を何重にも包み込んだ約0.1ミクロンの潤いの容れ物“多重層リポソーム”を、ワンプッシュに約数万兆個含んでいるという、気が遠くなるような可能性を秘めた潤いなのだ。
肌にするする入っていくそのデリバリー処方は、今や保湿界の伝説ともなっている。貧弱なバリアを満々と水をたたえたバリアにし、自ら水を湧き出させるような肌へ導くから、肌が明らかに変わる。だからエイジングケアや美白の効きも違ってくる。ともかく偏差値の高い肌になるのだ。
まだ知らないのなら、ぜひこの季節に始めてほしい。汗や皮脂で一見潤っているかに見えるからこそ、いたずらに肌を乾かし、源泉をカラカラにしてしまいがちな夏の肌。そこに、表面の潤いでごまかさない源泉を生み、清らかな水が流れるような涼やかな美しさを生む、他にはない潤いだから。“水もしたたる”恋される美しさへ、別格のデリバリー保湿を始めたい。
コスメデコルテ
コスメデコルテ 化粧液
「モイスチュアリポソーム」の愛称で親しまれ、発売から20年を迎える保湿美容液。医薬品に使われていたデリバリー処方であるリポソーム技術を化粧品に応用。たまねぎ状に幾重にも美容成分を包み込んだ多重層構造のカプセル(多重層リポソーム)が、角層の奥深くまで潤いを届けるので、保湿効果が長時間持続。洗顔後すぐ肌になじませると、乾燥による肌あれを防ぐのはもちろん、ブースターとして後に使う化粧品の浸透も高めてくれる。40ml ¥10500、 60ml ¥14175
URL www.cosmedecorte.com
電話番号 0120-763-325
齋藤薫 Kaoru Saito
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『人を幸せにする美人のつくり方』(講談社)、『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『The コンプレックス』(中央公論新社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数
2012.06.07(木)
text:Kaoru Saito
photograph:Hajime Watanabe