夜10時前に子どもといっしょに就寝

 朝型の稲葉さんは、日の出とともに起床して、朝食や2、3日先の晩ご飯の準備をすませる。休日も5時起きだが、やることは平日とはちょっと違うそう。

 「録画をしていたドラマを見ながらプリンを食べるのが、休日朝のお楽しみ♪」だとか!

 5時起きはすごいですね、と驚くと「だって、夜は子どもと一緒に10時前に寝ちゃうんですから」と笑う。しっかり睡眠時間は確保しているようだ。

 夜は入浴後、洗濯機のスイッチを入れて子どもと一緒に寝る。洗い終わった洗濯物を干すのは夫。朝早く起きてその洗濯物をベランダの外に出したり、乾いたものを畳んだりするのは稲葉さん。夫婦の連携プレーもスムーズのようだ。

 子どもは元気いっぱいの男の子が二人。お花好きの稲葉さんの薫陶よろしく、ベランダの鉢に球根を植え、取材時はチューリップと水仙とツリガネソウが花盛り。

 「子どもは収穫が好きなので、食育もかねてトマトの苗、キュウリの苗なども植えています」

 毎日のペットボトルを使っての水やりが、子どもたちの大事なお仕事だ。

ペットボトルにつけられるジョウロの口を百均で購入。子どもたちの水やりでお花や野菜も生き生き。

学童保育は、民間と学校併設を
習い事の曜日によって使い分け

 長男はこの春に小2になり、グンと楽になってきた。習い事があるときは学校併設の学童保育に預け、そこから習い事へ。習い事がないときには民間の学童保育。と、使い分けている。

「民間の学童保育は夕方6時過ぎまで預けることができますし、外遊びに連れて行ってくれたり、イベントのプログラムも多彩で充実しているんです。夏休みなど長期休みにお弁当の手配を頼めるのもありがたいですね」

 そういった有益な子育て情報は、ママ友ネットワークから得ることが多いとか。通勤時には、週末に遊ぶ予定の相談や、新たな習い事の情報などがラインを通して飛び交う。5、6年を共に過ごした保育園ママ友は、地元情報を交換し合い、週末には共に遊び、時には愚痴をこぼし合う貴重な仲間だ。

週末に1週間分の食材を買いだめ

 食材の買い物はネットに頼るワーママが多いが、稲葉さんは宅配にあまり頼ってはいない。

 「買うのが好きなんです。お店に行って、ド~ンとたくさん買って、現金をバッと払うのが気持ちいいんです。それがストレス解消になっているかも」と笑う。

 定期的にコストコに行き、家族に食べさせたいものを中心に大量に食材を買い込む。肉なら「塩麹漬け」「みそ漬け」「生姜醤油漬け」と小分けにして冷凍。ストックがぎっしり詰まった冷凍・冷蔵庫を見るのは快感だ。週末は八百屋さんで野菜を大量買い。あとは組み合わせでメニューを考えていく。たとえ急に帰りが遅くなっても、簡単に焼くだけ、温めるだけで家族が食べられるものが常にあれば、とても安心だ。

「今日の晩ご飯のメニューももちろん決まっています。大方作ってあるので、帰ったらホウレンソウをゆでて、お味噌汁を作るだけ」

 ともすれば不健康になりがちな多忙なワーママ生活だが、まずはしっかりと睡眠をとることが何より肝心なのだと感じられた。それが健康への第一歩となり、体力気力の充実した毎日へとつながっていく。

 「たまには2個食べます(笑)」という休日朝のプリンを楽しみに、稲葉さんにはこれからも頑張ってワーママ生活を続けてほしい。

どっさり買って、ストレス解消!「これだけあれば安心です!」。

Column

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2018.05.27(日)
文・撮影=HITOMINA